2.4. オプションのポート設定の使用
Red Hat build of MicroShift ファイアウォールサービスでは、オプションのポート設定が可能です。
手順
カスタマイズされたポートをファイアウォール設定に追加するには、次のコマンド構文を使用します。
$ sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=<port number>/<port protocol>
表2.2 オプションのポート ポート プロトコル 説明 80
TCP
OpenShift Container Platform ルーターを介してアプリケーションを提供するために使用される HTTP ポート。
443
TCP
OpenShift Container Platform ルーターを介してアプリケーションを提供するために使用される HTTPS ポート。
5353
UDP
OpenShift Container Platform ルート mDNS ホストに応答する mDNS サービス。
30000-32767
TCP
NodePort サービス用に予約されたポート範囲。LAN 上のアプリケーションを公開するために使用できます。
30000-32767
UDP
NodePort サービス用に予約されたポート範囲。LAN 上のアプリケーションを公開するために使用できます。
6443
TCP
Red Hat build of MicroShift API の HTTPS API ポート。
以下は、API サーバーのポート 6443 など、Red Hat build of MicroShift で実行しているサービスへのファイアウォールを介した外部アクセスを必要とする場合に使用されるコマンドの例です。たとえば、ルーターを介して公開されるアプリケーションのポート 80 および 443 です。
コマンドの例
Red Hat build of MicroShift API サーバーのポートの設定:
$ sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=6443/tcp
ルーター経由で公開されるアプリケーションのポートの設定:
$ sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=80/tcp
$ sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=443/tcp