3.7. RHEL for Edge イメージの作成
ISO を作成するには、以下の手順を使用します。RHEL for Edge Installer イメージは、実行中のコンテナーからコミットをプルし、埋め込みの rpm-ostree
コミットを使用するように設定されたキックスタートファイルを持つ、インストール可能なブート ISO を作成します。
前提条件
- ビルドホストが Image Builder のシステム要件を満たしている。
-
Image Builder と
composer-cli
ツールをインストールしてセットアップしている。 - ビルドホストへの root ユーザーアクセス権がある。
-
podman
ツールがインストールされている。
手順
以下のコマンドを実行して
ostree
コンテナーイメージビルドを開始します。$ BUILDID=$(sudo composer-cli compose start-ostree --ref "rhel/{op-system-version-major}/$(uname -m)/edge" <microshift_blueprint> edge-container | awk '{print $2}') 1
- 1
- <microshift_blueprint> をブループリントの名前に置き換えます。
このコマンドは、監視対象のビルドの ID (ID) も返します。
次のコマンドを実行して、ビルドのステータスを定期的に確認できます。
$ sudo composer-cli compose status
実行中のビルドの出力例
ID Status Time Blueprint Version Type Size cc3377ec-4643-4483-b0e7-6b0ad0ae6332 RUNNING Wed Jun 7 12:26:23 2023 microshift_blueprint 0.0.1 edge-container
完了したビルドの出力例
ID Status Time Blueprint Version Type Size cc3377ec-4643-4483-b0e7-6b0ad0ae6332 FINISHED Wed Jun 7 12:32:37 2023 microshift_blueprint 0.0.1 edge-container
注記起動および停止方法を理解している場合は、
watch
コマンドを使用してビルドを監視できます。ID を使用してコンテナーイメージをダウンロードし、次のコマンドを実行して、使用可能なイメージを取得します。
$ sudo composer-cli compose image ${BUILDID}
次のコマンドを実行して、ダウンロードしたコンテナーイメージの所有権を現在のユーザーに変更します。
$ sudo chown $(whoami). ${BUILDID}-container.tar
次のコマンドを実行して、現在のユーザーの読み取り権限をイメージに追加します。
$ sudo chmod a+r ${BUILDID}-container.tar
以下の手順を実行して、
ostree
コンテナーイメージが ISO ビルドで使用されるようにポート 8085 でサーバーをブートストラップします。次のコマンドを実行して、
IMAGEID
変数の結果を取得します。$ IMAGEID=$(cat < "./${BUILDID}-container.tar" | sudo podman load | grep -o -P '(?<=sha256[@:])[a-z0-9]*')
IMAGEID
変数の結果をもとに、以下のコマンドを実行して podman コマンドを実行します。$ sudo podman run -d --name=minimal-microshift-server -p 8085:8080 ${IMAGEID}
このコマンドは、監視用に
IMAGEID
変数に保存されているコンテナーの ID も返します。
次のコマンドを実行して、インストーラーブループリントファイルを生成します。
cat > microshift-installer.toml <<EOF name = "microshift-installer" description = "" version = "0.0.0" modules = [] groups = [] packages = [] EOF