2.5. CRI-O コンテナーランタイムでのプロキシーの使用
CRI-O
で HTTP または HTTPS プロキシーを使用するには、設定ファイルに Service
セクションを追加し、HTTP_PROXY
および HTTPS_PROXY
環境変数を設定する必要があります。NO_PROXY
変数を設定して、ホストのリストをプロキシーから除外することもできます。
手順
設定ファイル用のディレクトリーが存在しない場合は、作成します。
$ sudo mkdir /etc/systemd/system/crio.service.d/
次の設定を
/etc/systemd/system/crio.service.d/00-proxy.conf
ファイルに追加します。[Service] Environment=NO_PROXY="localhost,127.0.0.1" Environment=HTTP_PROXY="http://$PROXY_USER:$PROXY_PASSWORD@$PROXY_SERVER:$PROXY_PORT/" Environment=HTTPS_PROXY="http://$PROXY_USER:$PROXY_PASSWORD@$PROXY_SERVER:$PROXY_PORT/"
重要環境変数の設定ファイルの
Service
セクションを定義する必要があります。定義しないと、プロキシー設定が適用されません。設定を再読み込みします。
$ sudo systemctl daemon-reload
CRI-O サービスを再起動します。
$ sudo systemctl restart crio
MicroShift サービスを再起動して設定を適用します。
$ sudo systemctl restart microshift
検証
次のコマンドを実行し、出力を調べて、Pod が起動していることを確認します。
$ oc get all -A
次のコマンドを実行し、出力を調べて、MicroShift がコンテナーイメージをプルできることを確認します。
$ sudo crictl images