第8章 Operator
8.1. MicroShift での Operator の使用
MicroShift で Operator を使用して、クラスター内で実行中のサービスを監視するアプリケーションを作成できます。Operator は、データベースやメッセージバスのデプロイなど、アプリケーションとそのリソースを管理できます。クラスター内で実行するカスタマイズされたソフトウェアとして、Operator を使用して一般的な操作を実装し、自動化できます。
Operator はよりローカライズされた設定エクスペリエンスを提供し、kubectl
や oc
などの Kubernetes API および CLI ツールと統合します。Operator は、アプリケーション専用に設計されています。Operator を使用すると、グローバル設定ファイルを変更する代わりにコンポーネントを設定できます。
MicroShift アプリケーションは通常、静的環境にデプロイされることが想定されています。ただし、Operator はユースケースで役立つ場合に利用できます。Operator と MicroShift との互換性を確認するには、Operator のドキュメントを確認してください。
8.1.1. MicroShift クラスターで Operator を使用する方法
MicroShift クラスターで Operator を使用するには 2 つの方法があります。
8.1.1.1. Operator 向けのマニフェスト
マニフェストを使用して、Operator を直接インストールおよび管理できます。MicroShift で kustomize
設定管理ツールを使用して、アプリケーションをデプロイできます。マニフェストを使用して Operator をインストールするには、同じ手順を使用します。
- 詳細は、Kustomize マニフェストを使用したアプリケーションのデプロイ および マニフェスト例の使用 を参照してください。
8.1.1.2. Operator 向けの Operator Lifecycle Manager
Operator Lifecycle Manager (OLM) を使用して、アドオン Operator を MicroShift クラスターにインストールすることもできます。OLM を使用すると、カスタム Operator と広く利用可能な Operator の両方を管理できます。MicroShift で OLM を使用するには、カタログをビルドする必要があります。
- 詳細は、MicroShift での Operator Lifecycle Manager の使用 を参照してください。