5.2. 更新後のジャーナルログの確認
場合によっては、MicroShift の更新に失敗することがあります。そのような場合に備えて、障害の種類とそのトラブルシューティング方法を理解しておくと役立ちます。ジャーナルログは、更新の失敗の診断に役立ちます。
systemd
ジャーナルサービスのデフォルト設定では、データは揮発性ディレクトリーに保存されます。システムの再起動後もシステムログを保持するには、ログの保持を有効にし、最大ジャーナルデータサイズの制限を設定します。
手順
次のコマンドを実行して、包括的な MicroShift ジャーナルログを取得します。
$ sudo journalctl -u microshift
次のコマンドを実行して、Greenboot ジャーナルログを確認します。
$ sudo journalctl -u greenboot-healthcheck
特定のブートの詳しいログを調べるには、次の 2 つのステップを使用します。まずブートをリストし、取得したリストから必要なものを選択します。
次のコマンドを実行して、ジャーナルログに存在するブートをリスト表示します。
$ sudo journalctl --list-boots
出力例
IDX BOOT ID FIRST ENTRY LAST ENTRY 0 681ece6f5c3047e183e9d43268c5527f <Day> <Date> 12:27:58 UTC <Day> <Date>> 13:39:41 UTC #....
次のコマンドを実行して、ジャーナルログで必要な特定のブートを確認します。
$ sudo journalctl --boot <idx_or_boot_id> 1
- 1
<idx_or_boot_id>
を、確認する特定のブートに割り当てられたIDX
またはBOOT ID
番号に置き換えます。
次のコマンドを実行して、特定のサービスのブートに関するジャーナルログを確認します。
$ sudo journalctl --boot <idx_or_boot_id> -u <service_name> 1 2