9.3. すべてのデータをクリーンアップしてコンテナーイメージを維持する


--all および --keep-images 引数を指定して microshift-cleanup-data スクリプトを実行することにより、すべてのデータをクリーンアップしながら、MicroShift コンテナーイメージを保持できます。

コンテナーイメージを保持すると、サービスの起動時に必要なコンテナーイメージがすでにローカルに存在するため、データのクリーンアップ後に MicroShift の再起動を迅速化できます。

--all および --keep-images 引数を使用してスクリプトを実行すると、次のクリーンアップアクションが実行されます。

  • すべての MicroShift サービスを停止して無効にする
  • すべての MicroShift Pod を削除する
  • ネットワーク設定をリセットする
  • /var/lib/microshift データディレクトリーを削除する
  • OVN-K ネットワーク設定を削除する
警告

このオプションは、すべての MicroShift データとユーザーワークロードを削除します。注意して使用してください。

前提条件

  • root ユーザーアクセス権を持つ管理者として MicroShift にログインしている。
  • サポートケースを作成している。

手順

  1. 次のコマンドを入力し、--all および --keep-images 引数を指定して microshift-cleanup-data スクリプトを実行し、MicroShift コンテナーイメージを保持しながらすべてのデータとユーザーワークロードをクリーンアップします。

    $ sudo microshift-cleanup-data --all --keep-images

    出力例

    DATA LOSS WARNING: Do you wish to stop and clean ALL MicroShift data AND cri-o container workloads?
    1) Yes
    2) No
    #? Yes
    Stopping MicroShift services
    Disabling MicroShift services
    Removing MicroShift pods
    Deleting the br-int interface
    Killing conmon, pause and OVN processes
    Removing MicroShift configuration
    Removing OVN configuration
    MicroShift service was stopped
    MicroShift service was disabled
    Cleanup succeeded

  2. 以下のコマンドを実行して、コンテナーイメージがまだ存在することを確認します。

    $ sudo crictl images | awk '{print $1}'

    出力例

    IMAGE
    quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
    quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
    quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
    quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
    quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
    quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
    quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
    quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
    quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
    quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
    registry.redhat.io/lvms4/topolvm-rhel9
    registry.redhat.io/openshift4/ose-csi-external-provisioner
    registry.redhat.io/openshift4/ose-csi-external-resizer
    registry.redhat.io/openshift4/ose-csi-livenessprobe
    registry.redhat.io/openshift4/ose-csi-node-driver-registrar
    registry.redhat.io/ubi9

    重要

    スクリプトの実行後に、MicroShift サービスが停止および無効になります。

  3. 次のコマンドを実行して、MicroShift サービスを再起動します。

    $ sudo systemctl enable --now microshift
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