2.2. 認証
ユーザーを特定し、中間者攻撃から保護するために、Ceph は cephx
認証システムを提供し、ユーザーおよびデーモンを認証します。
注記
cephx
プロトコルは、ネットワーク経由で転送されるデータや OSD に保存されるデータの暗号化には対応しません。
Cephx は共有シークレットキーを使用して認証を行います。つまり、クライアントとモニタークラスターの両方にはクライアントの秘密鍵のコピーがあります。認証プロトコルにより、両当事者は、実際にキーを公開することなく、キーのコピーを持っていることを互いに証明できます。これは相互認証を提供します。つまり、ユーザーがシークレットキーを所有し、ユーザーにはシークレットキーのコピーがあることを確認します。