第2章 ディスク障害の処理
ストレージ管理者は、ストレージクラスターのライフサイクル時に、特定の時点でディスク障害に対応する必要があります。実際の障害が発生する前にディスク障害をテストおよびシミュレーションすることで、実際に発生したときに備えて準備が整います。
障害の発生したディスクを置き換えるための高度なワークフローを以下に示します。
- 障害のある OSD を検索します。
- OSD を取得します。
- ノード上の OSD デーモンを停止します。
- Ceph のステータスを確認します。
- CRUSH マップから OSD を削除します。
- OSD 認証を削除します。
- ストレージクラスターから OSD を削除します。
- ノードのファイルシステムのマウントを解除します。
- 障害が発生したドライブを置き換えます。
- OSD をストレージクラスターに追加します。
- Ceph のステータスを確認します。
2.1. 前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
- 障害の発生したディスク。