1.9. OSD メモリーターゲット


BlueStore は、osd_memory_target 設定オプションを使用して、OSD ヒープメモリーの使用を指定されたターゲットサイズで保持します。

osd_memory_target オプションは、システムで利用可能な RAM に基づいて OSD メモリーを設定します。デフォルトでは、Ansible は値を 4 GB に設定します。デーモンをデプロイする際に、/usr/share/ceph-ansible/group_vars/all.yml ファイルで、バイト単位で示している値を変更できます。ceph.conf ファイルの Ceph オーバーライドを使用して、osd memory target をたとえば 6 GB に手動で設定することもできます。

ceph_conf_overrides:
  osd:
    osd memory target: 6442450944

重要

Ceph オーバーライドを使用してオプションを設定する場合は、アンダースコアなしでオプションを使用します。

Ceph OSD のメモリーキャッシングは、ブロックデバイスが低速である場合に重要となります (例えば、従来のハードドライブの場合)。キャッシュヒットのメリットがソリッドステートドライブの場合よりもはるかに大きいからです。ただし、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー (HCI) や他のアプリケーションなど、他のサービスと OSD を共存させる場合には、この点を考慮する必要があります。

注記

osd_memory_target の値は、従来のハードドライブデバイス用のデバイスごとに 1 つの OSD、NVMe SSD デバイス用のデバイスごとに 2 つの OSD です。osds_per_devicegroup_vars/osds.yml ファイルで定義されます。

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