3.6. Ceph Object Gateway
Ceph Object Gateway は、その Ops ログを通常の Unix ファイルに送信するように設定できるようになる
このリリースでは、Ceph Object Gateway は、その Ops ログを通常の Unix ファイルに転送するように設定できます。ファイルベースのログは、Unix ドメインソケットと比較して、一部のサイトでの作業が簡単であるためです。ログファイルの内容は、デフォルト設定で Ops Log ソケットに送信される内容と同じです。
radosgw lc process
コマンドを使用して、単一のバケットのライフサイクルを処理する
このリリースでは、ユーザーは radosgw-admin lc process
コマンドを使用して、バケット名 --bucket
または ID --bucket-id
を指定して、コマンドラインインターフェイスから単一のバケットのライフサイクルのみを処理することができるようになりました。これは、単一のバケットのライフサイクルを処理することは、デバッグなど多くの場面で便利であるからです。
ユーザー ID 情報が Ceph Object Gateway の Ops ログ出力に追加される
このリリースでは、ユーザー ID 情報が Ops ログ出力に追加され、お客様が S3 アクセスの監査のためにこの情報にアクセスできるようになりました。ユーザー ID は、Ceph Object Gateway Ops Log のすべてのバージョンで S3 リクエストによって確実に追跡できます。
Ceph Object Gateway の HTTP アクセスロギングのログレベルは、debug_rgw_access
パラメーターで個別に制御できる
このリリースでは、Ceph Object Gateway の HTTP アクセスロギングのログレベルを debug_rgw_access
パラメーターで個別に制御できるようになり、これらの HTTP アクセスログ行を除く debug_rgw=0
などのすべての Ceph Object Gateway ロギングを無効にする機能をユーザーに提供できるようになりました。
バケットインデックスを更新すると、レベル 20 の Ceph Object Gateway ログメッセージが減少する
このリリースでは、値を追加しないメッセージを削除し、ログのサイズを縮小するためにバケットインデックスを更新するときに、Ceph Object Gateway レベル 20 のログメッセージが削減されます。