第4章 Ceph Object Gateway および Swift API


開発者は、Swift API データアクセスモデルと互換性のある RESTful アプリケーションプログラミングインターフェイス (API) を使用できます。Ceph Object Gateway を使用して、Red Hat Ceph Storage クラスターに保存されているバケットおよびオブジェクトを管理できます。

以下の表は、現在の Swift 機能機能のサポート状況を示しています。

表4.1 機能
機能状態備考

認証

サポート対象

 

アカウントメタデータの取得

サポート対象

カスタムメタデータなし

Swift ACL

サポート対象

Swift ACL のサブセットに対応

コンテナーのリスト表示

サポート対象

 

コンテナーのオブジェクトリストの表示

サポート対象

 

コンテナーの作成

サポート対象

 

コンテナーの削除

サポート対象

 

コンテナーメタデータの取得

サポート対象

 

コンテナーメタデータの追加/更新

サポート対象

 

コンテナーメタデータの削除

サポート対象

 

オブジェクトの取得

サポート対象

 

オブジェクトの作成/更新

サポート対象

 

大規模オブジェクトの作成

サポート対象

 

オブジェクトの削除

サポート対象

 

オブジェクトのコピー

サポート対象

 

オブジェクトメタデータの取得

サポート対象

 

オブジェクトメタデータの追加/更新

サポート対象

 

一時 URL 操作

サポート対象

 

CORS

サポート対象外

 

オブジェクトの期限設定

サポート対象

 

オブジェクトのバージョン管理

サポート対象外

 

静的な Web サイト

サポート対象外

 

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • RESTful クライアント。

4.1. Swift API の制限

重要

以下の制限事項を使用してください。お使いのハードウェアの選択には影響があるため、この要件を Red Hat アカウントチームと常に相談してください。

  • Swift API を使用する場合の最大オブジェクトサイズ: 5GB
  • Swift API を使用する場合のメタデータの最大サイズ: オブジェクトに適用できるユーザーメタデータの合計サイズに定義された制限はありませんが、単一の HTTP 要求は 16,000 バイトに制限されます。
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