3.2. レジストリーイメージにプラグインバイナリーの追加


CodeReady Workspaces のプラグインレジストリーは、Eclipse Che バージョンとは異なります。Eclipse Che はプラグインメタデータのみをホストしますが、CodeReady Workspaces プラグインレジストリーは対応するバイナリーもホストし、これはデフォルトでオフラインモードでビルドされます。つまり、バイナリーはプラグインレジストリーイメージにすでにホストされていることを意味します。

本セクションでは、新しいプラグインを追加するか、異なるバージョンのプラグインを参照する方法を説明します。これは、プラグイン meta.yaml ファイルを新しいプラグインを参照し、変更したプラグイン meta.yaml ファイルとプラグインのバイナリーファイルを含むオフラインモードで新しいレジストリーを構築することで実現できます。

前提条件

  • CodeReady Workspaces のインスタンスが利用可能である。
  • oc ツールが利用可能である。

手順

  1. codeready-workspaces リポジトリーのクローンを作成します。

    $ git clone https://github.com/redhat-developer/codeready-workspaces
    $ cd codeready-workspaces/dependencies/che-plugin-registry
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  2. プラグインレジストリーで変更するバイナリーを特定します。

    meta.yaml ファイルには、プラグインに必要な拡張の URL を定義する extension セクションが含まれます。たとえば、redhat/java11/0.63.0 プラグインは以下の 2 つの拡張機能を一覧表示します。

    meta.yaml

    extensions:
      - https://download.jboss.org/jbosstools/vscode/3rdparty/vscode-java-debug/vscode-java-debug-0.26.0.vsix
      - https://download.jboss.org/jbosstools/static/jdt.ls/stable/java-0.63.0-2222.vsix
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    最初の拡張機能を変更して、GitHub でホストされるバージョンを参照し、プラグインレジストリーを再構築します。redhat/java11/0.63.0 プラグインを使用する場合、バイナリーはカスタムプラグインレジストリーサーバーから取得されます。これ以降のコマンドで使用できるように、以下の環境変数を設定します。

    ORG=redhat
    NAME=java11
    CHE_PLUGIN_VERSION=0.63.0
    VSCODE_JAVA_DEBUG_VERSION=0.26.0
    VSCODE_JAVA_DEBUG_URL="https://github.com/microsoft/vscode-java-debug/releases/download/0.26.0/vscjava.vscode-java-debug-0.26.0.vsix"
    OLD_JAVA_DEBUG_META_YAML_URL="https://download.jboss.org/jbosstools/vscode/3rdparty/vscode-java-debug/vscode-java-debug-0.26.0.vsix"
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  3. プラグインレジストリー URL を取得します。

    $ oc get route plugin-registry -o jsonpath='{.spec.host}' -n ${CHE_NAMESPACE}
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    この値を PLUGIN_REGISTRY_URL という変数に保存します。

  4. meta.yaml ファイルの URL を更新し、レジストリーコンテナーに保存される VS Code 拡張機能バイナリーを参照します。

    $ sed -i -e "s#${OLD_JAVA_DEBUG_META_YAML_URL}#${VSCODE_JAVA_DEBUG_URL}#g" \
      ./v3/plugins/${ORG}/${NAME}/${CHE_PLUGIN_VERSION}/meta.yaml
      ./v3/plugins/${ORG}/${NAME}/${CHE_PLUGIN_VERSION}/meta.yaml
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    重要

    デフォルトでは、CodeReady Workspaces は TLS が有効な状態でデプロイされます。TLS を使用しないインストールでは、NEW_JAVA_DEBUG_URL および NEW_JAVA_LS_URL 変数で http:// を使用します。

  5. meta.yaml が正しく置き換えられた URL が設定されていることを確認します。

    $ cat ./v3/plugins/${ORG}/${NAME}/${CHE_PLUGIN_VERSION}/meta.yaml
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    meta.yaml

    extensions:
      - https://plugin-registry-che.apps-crc.testing/v3/plugins/redhat/java11/0.63.0/vscode-java-debug-0.26.0.vsix
      - https://plugin-registry-che.apps-crc.testing/v3/plugins/redhat/java11/0.63.0/java-0.63.0-2222.vsix
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  6. 「カスタムレジストリーイメージのビルドおよび実行」 の手順に従ってプラグインレジストリーをビルドし、デプロイします。
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