第7章 動的プラグインキャッシュの使用
Red Hat Developer Hub (RHDH) の動的プラグインキャッシュは、以前にインストールされたプラグインを保存することでインストールプロセスを強化し、プラットフォームの起動時間を短縮します。設定が変更されていない場合、この機能により、次回の起動時にプラグインを再度ダウンロードする必要がなくなります。
動的プラグインキャッシュを有効化する場合:
-
システムは、各プラグインの YAML 設定 (
pluginConfig
を除く) のチェックサムを計算します。 -
チェックサムは、プラグインのディレクトリー内の
dynamic-plugin-config.hash
という名前のファイルに保存されます。 - 起動中に、プラグインのパッケージ参照が以前のインストールと一致し、チェックサムが変更されていない場合、ダウンロードはスキップされます。
- 前回の起動以降に無効になっているプラグインは自動的に削除されます。
7.1. 動的プラグインキャッシュの有効化
RHDH で動的プラグインキャッシュを有効にするには、プラグインディレクトリー dynamic-plugins-root
が永続ボリュームである必要があります。
Helm チャートインストールの場合、dynamic-plugins-root
という名前の永続ボリュームが自動的に作成されます。
Operator ベースのインストールの場合、次のように PersistentVolumeClaim (PVC) を手動で作成する必要があります。
kind: PersistentVolumeClaim apiVersion: v1 metadata: name: dynamic-plugins-root spec: accessModes: - ReadWriteOnce resources: requests: storage: 5Gi --- apiVersion: rhdh.redhat.com/v1alpha2 kind: Backstage metadata: name: developer-hub spec: deployment: patch: spec: template: spec: volumes: - $patch: replace name: dynamic-plugins-root persistentVolumeClaim: claimName: dynamic-plugins-root
RHDH Operator の今後のバージョンでは、PVC が自動的に作成される予定です。