8.2. Red Hat Developer Hub での Redis Cache の設定
8.2.1. useRedisSets
useRedisSets
オプションを使用すると、キーの管理に Redis セットを使用するかどうかを決定できます。デフォルトでは、このオプションは true
に設定されています。
useRedisSets
が有効化 (true
) の場合:
- Redis セットの namespace が作成され、生成されたすべてのキーがその namespace に追加され、キーのグループ管理が可能になります。
- キーが削除されると、メインストレージと Redis セットから削除されます。
- clear 関数を使用してすべてのキーを削除すると、Redis セット内のすべてのキーが削除対象としてチェックされ、セット自体も削除されます。
注記
高パフォーマンスのシナリオでは、useRedisSets
を有効にすると、メモリーリークが発生する可能性があります。高パフォーマンスのアプリケーションまたはサービスを実行している場合は、useRedisSets
を false
に設定する必要があります。
useRedisSets
を false
に設定すると、キーは個別に処理され、Redis セットは使用されません。この設定では、clear
関数を使用する際に、実稼働環境でパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。これは、すべてのキーの削除を反復処理する必要があるためです。