第1章 Eclipse 4.19


Red Hat Developer Tools on Red Hat Enterprise Linux 7 は、Eclipse Foundation の 2021-03 リリーストレインに基づく Eclipse 4.19 を含む RHEL プラットフォーム上の開発者向け製品です。

Eclipse 開発環境は、開発プロセスの各フェーズにツールを提供します。RHEL 7 の Eclipse 4.19 は Java 開発をサポートします。

これは、RHEL7 の Software Collections の最後の更新であることに注意してください。今後 Eclipse をアップグレードするには、RHEL 8 用のモジュール eclipse をインストールします。このモジュールには、RHEL 7 の Eclipse Software Collections と同じプラグインのセットが含まれていない可能性があります。

Eclipse の詳細は、Eclipse Foundation のメインページ を参照してください。

Eclipse セッションの例

Eclipse セッションの例

Eclipse は、コマンドラインインターフェイスを使用する代わりのグラフィカル開発環境を提供します。

Red Hat JBoss Middleware 用のアプリケーション開発方法の概要や OpenShift Tools のサポートについては、Red Hat Developer Studio を参照してください。

1.1. Red Hat Enterprise Linux 7 での Eclipse RPM へのアクセスの有効化

Eclipse は、RHEL 7 の Red Hat Developer Tools コンテンツセットの一部です。Eclipse をインストールするには、Red Hat Subscription Management ユーティリティーを使用して Red Hat Developer Tools、Red Hat Software Collections、および Optional リポジトリーを有効にします。

前提条件

  • ホストが登録され、サブスクリプションに割り当てられている。

    Red Hat Subscription Management を使用してシステムを登録し、サブスクリプションに関連付ける方法は、Red Hat Subscription Management のガイドを参照してください。

手順

以下のコマンドで使用するシステム バリアントworkstation または server のいずれかで選択します。Red Hat は、幅広い開発ツールへアクセスするためにも server を選択することを推奨します。

  1. Red Hat Developer Tools にアクセスするには、rhel-7-variant-devtools-rpms リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable rhel-7-variant-devtools-rpms
  2. Red Hat Software Collections にアクセスするには、rhel-variant-rhscl-7-rpms リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable rhel-variant-rhscl-7-rpms
  3. 追加のコンポーネントにアクセスするには、rhel-7-variant-optional-rpms リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable rhel-7-variant-optional-rpms

オプション: Red Hat Developer Tools debuginfo リポジトリーの有効化

Red Hat Developer Tools は、リポジトリーに含まれるすべてのアーキテクチャー依存 RPM の debuginfo パッケージも提供します。これらのパッケージは、コアファイル分析や Eclipse 自体のデバッグに役立ちます。

手順

  • Red Hat Developer Tools の debuginfo リポジトリーを有効にします。variant は、Red Hat Enterprise Linux システムバリアント (server または workstation) に置き換えます。

    # subscription-manager repos --enable rhel-7-variant-devtools-debug-rpms
  • Red Hat Software Collections debuginfo リポジトリーを有効にします。
# subscription-manager repos --enable rhel-__variant__-rhscl-7-debug-rpms

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