1.4. Red Hat Developer Toolset へのアクセスの取得


Red Hat Developer Toolset は、以下のコンテンツセットの一部として配布されています。

Red Hat Software Collections
このコンテンツセットは、https://access.redhat.com/solutions/472793 に記載されている Red Hat Enterprise Linux 7 サブスクリプションをご利用いただけます。
Red Hat Developer Tools

このコンテンツセットは、Red Hat Enterprise Linux 7 のデプロイメントについてご利用いただけます。

注記

Red Hat Developer Toolset は、Red Hat Developer Tools コンテンツセットの一部として配布されるオファリングです。

Red Hat Subscription Management を使用して Red Hat Developer Toolset を有効にします。このサブスクリプション管理サービスでシステムを登録する方法は、ガイドの Red Hat Subscription Management コレクションを参照してください。

1.4.1. Red Hat Software Collections の使用

Red Hat Developer Toolset を含む Red Hat Software Collections のリポジトリーへのアクセスを提供するサブスクリプションをアタッチし、そのリポジトリーを有効にします。

  1. Red Hat Software Collections (つまり Red Hat Developer Toolset) を提供するサブスクリプションのプール ID を確認します。これを行うには、システムで利用できるサブスクリプションの一覧を表示します。

    # subscription-manager list --available

    このコマンドは、利用可能な各サブスクリプションの名前、固有の ID、有効期限、およびサブスクリプションに関連するその他の詳細情報を表示します。プール ID は、Pool ID で始まる行に一覧表示されます。

    Red Hat Developer Toolset へのアクセスを提供するサブスクリプションの完全リストは、https://access.redhat.com/solutions/472793 を参照してください。

  2. 適切なサブスクリプションをシステムに割り当てます。

    # subscription-manager attach --pool=pool_id

    pool_id を、直前の手順で確認したプール ID に置き換えます。システムが現在割り当てているサブスクリプションの一覧を、いつでも確認するには、次のコマンドを実行します。

    # subscription-manager list --consumed
  3. Red Hat Software Collections リポジトリーの正確な名前を確認します。リポジトリーメタデータを取得し、利用可能な Yum リポジトリーの一覧を表示します。

    # subscription-manager repos --list

    リポジトリー名は、使用している特定のバージョンの Red Hat Enterprise Linux によって異なり、以下の形式になります。

    rhel-variant-rhscl-version-rpms
    rhel-variant-rhscl-version-debug-rpms
    rhel-variant-rhscl-version-source-rpms

    さらに、devtoolset-9-gcc-plugin-devel などの特定のパッケージは、Optional チャンネルでのみ利用可能なパッケージに依存します。これらのパッケージを含むリポジトリー名は、以下の形式を使用します。

    rhel-version-variant-optional-rpms
    rhel-version-variant-optional-debug-rpms
    rhel-version-variant-optional-source-rpms

    通常のリポジトリーとオプションのリポジトリーの両方で、variant を Red Hat Enterprise Linux システムのバリアント (server または workstation) に置き換え、version を Red Hat Enterprise Linux システムバージョン (7) に置き換えます。

  4. 手順番号 3 からリポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable repository

    repository を、有効にするリポジトリーの名前に置き換えます。

サブスクリプションがシステムに割り当てられているら、「Red Hat Developer Toolset のインストール」 の説明に従って Red Hat Developer Toolset をインストールでき ます。Red Hat Subscription Management を使用してシステムを登録し、サブスクリプションに関連付ける方法は、Red Hat Subscription Management のガイドを参照してください。

1.4.2. Red Hat Developer Tools の使用

  1. rhel-7-variant-devtools-rpms リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable rhel-7-variant-devtools-rpms

    variant を、Red Hat Enterprise Linux システムのバリアント (server または workstation) に置き換えます。

  2. Red Hat Developer Tools キーをシステムに追加します。

    # cd /etc/pki/rpm-gpg
    # wget -O RPM-GPG-KEY-redhat-devel https://www.redhat.com/security/data/a5787476.txt
    # rpm --import RPM-GPG-KEY-redhat-devel

サブスクリプションがシステムに割り当てられているら、「Red Hat Developer Toolset のインストール」 の説明に従って Red Hat Developer Toolset をインストールでき ます。Red Hat Subscription Management を使用してシステムを登録し、サブスクリプションに関連付ける方法は、Red Hat Subscription Management のガイドを参照してください。

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