B.2. make の変更点
Red Hat Developer Toolset 9.1 には make 4.2.1 が同梱されています。
Red Hat Developer Toolset の以前のリリース以降、以下のバグが修正されました。
以前のバージョンでは、並列ビルドを使用するときに
make
の速度が低下しました。これは、シーケンスの実行を待機している間に、make
サブプロセスが一時的に応答しなくなる可能性があったためです。そのため、-j
値が大きいビルドは遅くなるか、より低い-j
値で実行される可能性がありました。Red Hat Developer Toolset 9.1 では、make
のジョブ制御ロジックがブロックされないようになり、-j
値が大きいビルドがフルの-j
速度で実行されるはずです。