4. ファイルシステムとストレージに関する更新
In the 5.4 update, several significant additions have been made to file systems support. Base Red Hat Enterprise Linux now includes the
Filesystem in Userspace (FUSE)
kernel modules and user space utilities, allowing users to install and run their own FUSE
file systems on an unmodified Red Hat Enterprise Linux kernel (BZ#457975). Support for the XFS
file system has also been added to the kernel for future product enablement (BZ#470845). The FIEMAP input/output control (ioctl) interface has been implemented, allowing the physical layout of files to be mapped efficiently. The FIEMAP ioctl can be used by applications to check for fragmentation of a specific file or to create an optimized copy of a sparsely allocated file (BZ#296951).
さらに、カーネルの CIFS (共通インターネットファイルシステム、Common Internet File System) が更新されました (BZ#465143)。 ext4 ファイルシステム (Red Hat Enterprise Linux に技術プレビューとして同梱) も更新されました (BZ#485315)。
Red Hat Enterprise Linux 5.4 では、GFS2 (グローバルファイルシステム 2、Global File System 2) を単一のサーバーファイルシステムとして使用する方法 (クラスタ環境ではない場合など) が廃止されました。 高可用クラスタ化の必要がない GFS2 のユーザーは、ext3 や xfs などの別のファイルシステムに移行することが推奨されます。 xfs ファイルシステムは超大型のファイルシステム (16 TB 以上) を対象としています。 既存ユーザーのサポートは継続されます。
必須のセマンティックによると、
stat, write, stat
を完了するプロセスは、最初の stat コールによるファイルの mtime
(最後に変更された時間) と 2 番目のstat コールによる mtime
は異なることを確認します。 NFS のファイル時間はサーバーが厳密に管理するため、データが WRITE NFS
のプロトコル操作によってサーバーに送信されるまでファイルの mtime
は更新されません。 データをページキャッシュにコピーするだけでは mtime
は更新されません。 これが、NFS がローカルファイルシステムと異なる点の 1 つになります。 そのため、書き込みのワークロードが高い NFS ファイルシステムでは、stat コールの待ち時間が長くなることがあります (BZ#469848)。
ユーザー空間ツールが更新され、ext4 ファイルシステムの技術プレビューも更新されました。 ext4 は ext3 ファイルシステムにインクリメンタルな改良を加えたもので、Red Hat とLinux コミュニティによって開発されました。
注記
ext4 が技術プレビューとなっている以前のバージョンの Red Hat Enterprise Linux では、ext4 ファイルシステムに
ext4dev
のラベルが付けられました。 今回の更新で、ext4 ファイルシステムには ext4
が付けられるようになりました。
With this update, the
(BZ#512833)
dmraid
logwatch-based email reporting feature has been moved from the dmraid-events
package into the new dmraid-events-logwatch
package. Consequently, systems that use this dmraid feature will need to complete the following manual procedure:
- ensure the new 'dmraid-events-logwatch' package is installed.
- un-comment the functional portion of the
/etc/cron.d/dmeventd-logwatch
crontab file.
samba3x と ctdb は x86_64 プラットフォームの技術プレビューとして提供されます。 Samba3x パッケージは Samba 3.3 を提供し、ctdb はクラスタ化 TDB バックエンドを提供します。 GFS ファイルシステムで samba3x と ctdb をクラスタノードのセットで実行すると、クラスタ化 CIFS ファイルシステムをエクスポートできます。
重要
samba3x パッケージは、Red Hat Enterprise Linux 5 に同梱されている samba-3.0 パッケージと競合します。 技術プレビューを使用するには、samba-3.0 パッケージなしでフレッシュインストールを実行し、補助メディアより samba3x パッケージをインストールすることが推奨されます。