第2章 カーネル


システムコールのトレースポイント

システムコールイベント用に以下のトレースポイントが追加されました。

  • sys_enter
  • sys_exit
システムコールの enter と exit のトレースポイントは、 HAVE_SYSCALL_TRACEPOINTS 設定オプションが有効なアーキテクチャー上でのみサポートされます。BZ#827604
IPv6 UDP ハードウェアチェックサム

Red Hat Enterprise Linux 5.9 では、IPv6 で実行する UDP 用のハードウェアチェックサムのサポートが追加されました。BZ#748332

プロセスごとのリソース上限

prlimit64() のシステムコールが追加され、ユーザーは /proc/<PID>/limits ファイル (このファイルは書き込み可能になりました) を使って実行中のプロセスの上限を動的に変更することができます。BZ#655194

VLAN のサポートが pktgen に追加

VLAN のサポートが pktgen モジュールに追加されました。pktgen モジュールにより 802.1Q のタグが付けられたフレームの生成が可能になります。BZ#782001

/proc/<PID>/ へのアクセスの制限

hidepid= および gid= のマウントオプションが procfs に追加され、/proc/<PID>/ ディレクトリへのアクセスを制限できるようになりました。BZ#770650

DSCP フィールドの難号化 (mangle)

Red Hat Enterprise Linux 5.9 では、netfilter モジュールが DSCP フィールドの難号化をサポートするようになりました。BZ#842029

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