第5章 サブスクリプションの管理


RHN Classic から Subscription Asset Manager への移行

Red Hat Enterprise Linux 5.9 では、 ユーザーによる RHN Classic から Red Hat Subscription Asset Manager (SAM) への移行が可能になります。 SAM はクライアントのマシン上でサブスクリプション情報やソフトウェアの更新を処理するプロキシとして動作します。 移行手順の詳細については、 サブスクリプション管理ガイド (Subscription Management Guide) を参照してください。

外部サーバーに対しての登録を行う

Subscription Manager では、 システム登録中のリモートサーバー選択に対応できるようになります。 登録途中、 Subscription Manager のユーザーインターフェースに登録先のサーバーの URL やポート、 プレフィックスなどを選択できるオプションが加わります。 また、 コマンドラインを使って登録している場合には、 登録先のサーバーを --serverurl を使って指定することができます。 この機能に関する詳細は、 サブスクリプション管理ガイド (Subscription Management Guide) を参照してください。 BZ#803744

Firstboot システム登録

Red Hat Enterprise Linux 5.9 では、 firstboot によるシステム登録の際、 Red Hat サブスクリプション管理への登録がデフォルトのオプションになります。

Subscription Manager の gpgcheck 動作

Subscription Manager では、 管理しているレポジトリで空の gpgkey を持つレポジトリはすべて gpgcheck を無効にするようになります。 再度、 このレポジトリを有効にする場合は、 GPG キーをアップロードして、 カスタムコンテンツの定義に正しい URL が追加されていることを確認してください。 BZ#811771

サーバー側の削除

システムのプロファイルをカスタマーポータルから削除すると登録が解除されるようになります。 このため、 証明書ベースの RHN にはチェックインが行われなくなります。

優先サービスレベル

自動サブスクライブや復元論理などに影響がある優先 サービスレベル をマシンに関連付けする作業がユーザーによって行えるようになります。 サービスレベルについての詳細は、 サブスクリプション管理ガイド (Subscription Management Guide) を参照してください。

特定のマイナーリリースに対する更新の制限

ユーザーが特定のリリースを選択できるようになります (Red Hat Enterprise Linux 5.8 など)。 これによりマシンがその指定リリースにロックされることになります。 以前は、 後続のマイナーリリースの一部として新しいパッケージが利用可能になった場合、 パッケージの更新を制限する方法はありませんでした。

GUI におけるユーザビリティの変更

Subscription Manager のグラフィカルユーザーインターフェースがお客様のフィードバックを基に各種の変更で強化されています。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.