2.5.3. VFS チューニングオプション: リサーチと実験


すべての Linux ファイルシステムと同様に、GFS2 は仮想ファイルシステム (VFS) と呼ばれる層の最上部に位置します。sysctl(8) コマンドを使用して VFS 層をチューニングすることにより、配下の GFS2 パフォーマンスを向上させることができます。たとえば、状況に応じて dirty_background_ratio および vfs_cache_pressure の値を調整することができます。現在の値を取得するには、以下のコマンドを使用します。
sysctl -n vm.dirty_background_ratio
sysctl -n vm.vfs_cache_pressure
以下のコマンドで値を調整します。
sysctl -w vm.dirty_background_ratio=20
sysctl -w vm.vfs_cache_pressure=500
/etc/sysctl.conf ファイルを編集すると、これらのパラメーターを永久的に変更することができます。
ユースケースに応じた最適な値を見つけるためには、各種 VFS オプションを十分に調査しまずテスト用クラスター上で実験を行ってから完全な実稼働環境に導入してください。
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