2.4.3. リソースコントローラーの表示
前述の systemctl コマンドを使用すると、上位レベルのユニット階層を監視できますが、Linux カーネルのどのリソースコントローラーがどのプロセスで実際に使用されているかは表示されません。この情報は専用のプロセスファイルに保存されます。表示するには、
root
として次のように入力します。
~]# cat proc/PID/cgroup
PID は、調べたいプロセスの ID を表します。デフォルトでは、リストは systemd によって開始されたすべてのユニットで同じです。これは、すべてのデフォルトコントローラーが自動的にマウントされるためです。以下の例を参照してください。
~]# cat proc/27/cgroup
10:hugetlb:/
9:perf_event:/
8:blkio:/
7:net_cls:/
6:freezer:/
5:devices:/
4:memory:/
3:cpuacct,cpu:/
2:cpuset:/
1:name=systemd:/
このファイルを調べることで、systemd ユニットファイルの仕様で定義されているように、プロセスが正しい cgroup に配置されているかどうかを判断できます。