3.7. コントロールグループでのプロセスの開始
cgexec コマンドを実行して、手動で作成した cgroup でプロセスを起動します。cgexec の構文は次のとおりです。
cgexec -g
controllers:path_to_cgroup command arguments
ここでは、以下のようになります。
- controllers はコンマ区切りのコントローラーのリスト、または
/*
を使用して、使用可能なすべてのサブシステムに関連付けられた階層でプロセスを起動します。で説明されている cgset コマンドと同様に、「cgroup パラメーターの設定」、同じ名前の cgroup が存在する場合、-g
オプションはそれらのグループのそれぞれにプロセスを作成します。 - path_to_cgroup は、階層に相対的な cgroup へのパスです。
- command は、cgroup で実行されるコマンドです。
- 引数 は、コマンドの任意の引数です。
コマンド の前に
--sticky
オプションを追加して、子プロセスを同じ cgroup に保持することもできます。このオプションを設定せず、cgred サービスが実行中の場合、子プロセスは /etc/cgrules.conf
にある設定に基づいて cgroup に割り当てられます。ただし、プロセス自体は、それを開始した cgroup に残ります。