14.3. すべてのユーザーの Compose キーを有効にする
dconf
設定ファイルを作成することで、すべてのユーザーの Compose キーを有効にできます。
前提条件
- 管理アクセスがある。
手順
次の内容で
/etc/dconf/db/local.d/00-compose-key
設定ファイルを作成します。[org/gnome/desktop/input-sources] xkb-options=['compose:<compose_key>']
<compose_key>
は、Compose キーとして使用するキーに置き換えます。ralt
オプションを使用すると、右の Alt キーを Compose キーとして指定できます。キーボードに Compose キーを設定するのに使用できる他の Compose キーオプションを表示するには、次のコマンドを使用します。
$ grep compose /usr/share/X11/xkb/rules/evdev.lst
新しい設定で
dconf
データベースを更新します。# dconf update
- 変更を有効にするには、システムを再起動するか、ログアウトして GNOME セッションに再度ログインします。
これで、システムの全ユーザーの Compose キーが有効になります。Compose キーを押してから対応する一連のキーを押すことで、特殊文字や記号を入力できます。
検証
-
Compose キーを押して、入力する特殊文字の一連のキーを入力します。たとえば、
©
と入力するには、Compose キー を押してから o と c を押します。