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7.11. 入出力ブロックのタイムアウトの調整

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nsslapd-ioblocktimeout 属性は、停止した LDAP クライアントへの接続が切断されるまでの時間をミリ秒単位で設定します。LDAP クライアントは、読み取りまたは書き込み操作の I/O の進捗が全くない場合には停止されたと見なされます。

nsslapd-ioblocktimeout 属性の値を減らして、できるだけ早い段階で接続のロックを解除します。

デフォルト値

10000 ミリ秒

有効な範囲

0 - 2147483647

エントリー DN の場所

cn=config

前提条件

  • LDAP Directory Manager のパスワード

手順

  1. nsslapd-ioblocktimeout パラメーターの現在の値を取得して、復元する必要がある場合に備え、調整を行う前にこの値をメモします。プロンプトが表示されたら、Directory Manager のパスワードを入力します。

    [root@server ~]# dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com config get nsslapd-ioblocktimeout
    Enter password for cn=Directory Manager on ldap://server.example.com:
    nsslapd-ioblocktimeout: 10000
  2. nsslapd-ioblocktimeout 属性の値を変更します。この例では、値が 8000 まで減らします。

    [root@server ~]# dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com config replace nsslapd-ioblocktimeout=8000
  3. Directory Manager として認証し、設定の変更を行います。

    Enter password for cn=Directory Manager on ldap://server.example.com:
    Successfully replaced "nsslapd-ioblocktimeout"
  4. IdM ディレクトリーサーバーのパフォーマンスを監視します。希望どおりに変更されなかった場合にはこの手順を繰り返して nsslapd-ioblocktimeout を別の値に調整するか、デフォルトの 10000 に戻します。

検証

  • nsslapd-ioblocktimeout 属性の値を表示し、希望の値に設定されていることを確認します。

    [root@server ~]# dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com config get nsslapd-ioblocktimeout
    Enter password for cn=Directory Manager on ldap://server.example.com:
    nsslapd-idletimeout: 8000

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