3.15. アトミックストレージ(移行)
コンテナーストレージを管理します。
-
Atomic ストレージのエクスポート/インポート
export コマンドおよび import コマンドを使用すると、すべてのイメージ、ボリューム、およびコンテナーをあるバージョンの atomic から別のバージョンに移行するか、またはあるストレージバックエンドから別のストレージバックエンドに移行できます。atomic export を使用すると、現在のアトミックインスタンスのすべてのデータを保存し、環境を変更してから、atomic import ですべての古いデータを新規システムにインポートできます。このコマンドは以前は migrate と呼ばれていました。
# atomic storage export
/images/、/volumes/、および /containers/ サブディレクトリー下の現在のイメージ、ボリューム、およびコンテナーをすべて /var/lib/atomic/migrate/ (または他の指定されたディレクトリー)にエクスポートします。
# atomic storage import
/var/lib/atomic/migrate/ に以前に保存されたイメージ、ボリューム、およびコンテナー、または別の指定されたディレクトリーを新規の atomic インスタンスにインポートします。
カスタムの場所( /var/lib/docker/ではなく)から docker を実行している場合は、カスタムの場所を指定する --graph オプションを設定する必要があります。データを標準以外のディレクトリーに保存するには、--dir オプションを使用します。
-
Atomic ストレージの変更
デフォルトのストレージ設定を変更します。
ブロックデバイスをストレージプールに追加できます。このコマンドは、ブロックデバイスを追加して devicemapper ストレージプールを拡張します。devicemapper ドライバーでのみ機能します。以下に例を示します。
# atomic storage modify --add-device vda3/rhelah-expand
バックエンドストレージドライバーを変更するには、--driver オプションを使用します。サポートされるドライバーは devicemapper、overlay、および overlay2 です。
# atomic storage modify --driver overlay2
-
Atomic Storage のリセット
このコマンドは、システムからすべてのコンテナーおよびイメージを削除し、ストレージ設定をデフォルト値にリセットします。