5.8. 仮想 IP リソースの作成


SAP クライアントが現在実行されているクラスターノードから独立してプライマリー HANA インスタンスにアクセスできるように、仮想 IP (VIP) リソースを設定する必要があります。プライマリーインスタンスが実行されているノードに自動的に移動するように仮想 IP リソースを設定します。

仮想 IP リソースに必要なリソースエージェントは、使用するプラットフォームによって異なります。セットアップを説明するために、IPaddr2 リソースエージェントを使用しています。

前提条件

  • サービス用に仮想 IP を予約している。

手順

  1. HA クラスターが実行されているプラットフォームに基づいて、仮想 IP アドレスを管理するために適切なリソースエージェントを使用します。使用しているリソースエージェントに応じてパラメーターを調整します。たとえば、IPaddr2 エージェントを使用して、プライマリー仮想 IP のクラスターリソースを作成します。

    [root]# pcs resource create rsc_vip_<SID>_HDB<instance>_primary \
    ocf:heartbeat:IPaddr2 ip=<address> cidr_netmask=<netmask> nic=<device>
    • <SID> は、HANA SID に置き換えます。
    • <instance> は、HANA インスタンス番号に置き換えます。
    • <address><netmask><device> は、プライマリー仮想 IP アドレスの詳細に置き換えます。
  2. HANA プライマリーノードに仮想 IP リソースと SAPHanaController リソースを配置するクラスター制約を作成します。

    [root]# pcs constraint colocation add rsc_vip_<SID>_HDB<instance>_primary \
    with promoted cln_SAPHanaCon_<SID>_HDB<instance> 2000

    この制約は、デフォルトの INFINITY ではなく、スコア 2000 を適用します。これにより、リソースの依存関係が緩和され、昇格された SAPHanaController リソースがない場合でも、仮想 IP リソースをアクティブなままにすることができます。この方法では、この IP アドレスにアクセスできる SAP Management Console (MMC) または SAP Landscape Management (LaMa) などのツールを引き続き使用して、HANA インスタンスのステータス情報をクエリーできます。

検証

  1. 仮想 IP リソースのリソース設定を確認します。以下はその例です。

    [root]# pcs resource config rsc_vip_RH1_HDB02_primary
    Resource: rsc_vip_RH1_HDB02_primary (class=ocf provider=heartbeat type=IPaddr2)
      Attributes: rsc_vip_RH1_HDB02_primary-instance_attributes
        cidr_netmask=32
        ip=192.168.1.100
        nic=eth0
      Operations:
        monitor: rsc_vip_RH1_HDB02_primary-monitor-interval-10s
          interval=10s timeout=20s
        start: rsc_vip_RH1_HDB02_primary-start-interval-0s
          interval=0s timeout=20s
        stop: rsc_vip_RH1_HDB02_primary-stop-interval-0s
          interval=0s timeout=20s
  2. 制約が正しく定義されていることを確認します。

    [root]# pcs constraint colocation
    Colocation Constraints:
      Started resource 'rsc_vip_RH1_HDB02_primary' with Promoted resource 'cln_SAPHanaCon_RH1_HDB02'
        score=2000
  3. 昇格したプライマリーノード (例: dc1hana1) でリソースが実行されていることを確認します。

    [root]# pcs status resources rsc_vip_RH1_HDB02_primary
      * rsc_vip_RH1_HDB02_primary   (ocf:heartbeat:IPaddr2):         Started dc1hana1
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る