1.3. Spring XML ファイルのルータースキーマ
名前空間 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ルータースキーマは XML DSL を定義し、以下の XML スキーマ名前空間に属します。
http://camel.apache.org/schema/spring
http://camel.apache.org/schema/spring
スキーマの場所の指定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ルータースキーマの場所は通常、Apache Web サイトにある最新バージョンのスキーマを参照する http://camel.apache.org/schema/spring/camel-spring.xsd
に指定されます。たとえば、Apache Camel Spring ファイルのルート beans
要素は、通常 例1.2「ルータースキーマの場所の指定」 のように設定されます。
例1.2 ルータースキーマの場所の指定
ランタイムスキーマの場所 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
実行時に、Apache Camel は Spring ファイルで指定されたスキーマの場所からルータースキーマをダウンロードしません。代わりに、Apache Camel は camel-spring
JAR ファイルの root ディレクトリーからスキーマのコピーを自動的に取得します。これにより、Spring ファイルの解析に使用されるスキーマのバージョンが、常に現在のランタイムバージョンと一致するようになります。これは、Apache Web サイトに公開されているスキーマの最新バージョンが、現在使用しているランタイムのバージョンと一致しない場合があるため、重要になります。
XML エディターの使用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
通常、フル機能の XML エディターを使用して Spring ファイルを編集することが推奨されます。XML エディターの自動補完機能により、ルータースキーマに準拠する XML の作成がはるかに容易になり、XML の形式が不適切な場合はエディターが即座に警告します。
通常、XML エディターは、xsi:schemaLocation
属性で指定した場所からスキーマをダウンロードすることに 依存しています。編集中に正しいスキーマバージョンを使用するようにするため、通常は camel-spring.xsd
ファイルの特定のバージョンを選択することが推奨されます。たとえば、Apache Camel バージョン 2.3 用の Spring ファイルを編集するには、以下のように beans 要素を修正します。
編集が完了したら、デフォルトの camel-spring.xsd
に戻します。現在ダウンロードできるスキーマのバージョンを確認するには、Web ページ http://camel.apache.org/schema/spring に移動します。