検索

14.4. JMS トランザクションの設定

download PDF

概要

CXF 3.0 は、一方向メッセージングを使用する場合、CXF エンドポイントでローカル JMS トランザクションと JTA トランザクションの両方をサポートします。

ローカルトランザクション

ローカルリソースを使用するトランザクションは、例外が発生した場合にのみ JMS メッセージをロールバックします。データベーストランザクションなどの他のリソースを直接調整することはありません。

ローカルトランザクションを設定するには、通常通りにエンドポイントを設定し、sessionTrasnsacted プロパティーを true に設定します。

注記

トランザクションとプーリングの詳細は、Red Hat JBoss Fuse トランザクションガイド を参照してください。

JTA トランザクション

JTA トランザクションを使用すると、任意の数の XA リソースを調整できます。CXF エンドポイントが JTA トランザクション用に設定されている場合、サービス実装を呼び出す前にトランザクションを開始します。例外が発生しなければ、トランザクションはコミットされます。それ以外の場合は、ロールバックされます。

JTA トランザクションでは、JMS メッセージが消費され、データがデータベースに書き込まれます。例外が発生すると、両方のリソースがロールバックされるため、メッセージが消費されてデータがデータベースに書き込まれるか、メッセージがロールバックされてデータがデータベースに書き込まれません。

JTA トランザクションの設定には、次の 2 つの手順が必要です。

  1. トランザクションマネージャーの定義

    • Bean メソッド

      • トランザクションマネージャーの定義

        <bean id="transactionManager"
           class="org.apache.geronimo.transaction.manager.GeronimoTransactionManager"/>
      • JMS URI でトランザクションマネージャーの名前を設定します

        jms:queue:myqueue?jndiTransactionManager=TransactionManager

        この例では、ID TransactionManager の Bean を検索します。

    • OSGi 参照方法

      • ブループリントを使用して、トランザクションマネージャーを OSGi サービスとして検索します

        <reference id="TransactionManager" interface="javax.transaction.TransactionManager"/>
      • JMS URI でトランザクションマネージャーの名前を設定します

        jms:jndi:myqueue?jndiTransactionManager=java:comp/env/TransactionManager

        この例では、JNDI でトランザクションマネージャーを検索します。

  2. JCA プール接続ファクトリーの設定

    Spring を使用して JCA プールされた接続ファクトリーを定義します。

    <bean id="xacf" class="org.apache.activemq.ActiveMQXAConnectionFactory">
      <property name="brokerURL" value="tcp://localhost:61616" />
    </bean>
    
    <bean id="ConnectionFactory" class="org.apache.activemq.jms.pool.JcaPooledConnectionFactory">
      <property name="transactionManager" ref="transactionManager" />
      <property name="connectionFactory" ref="xacf" />
    </bean>

    この例では、最初の Bean は JcaPooledConnectionFactory に指定される ActiveMQ XA 接続ファクトリーを定義します。JcaPooledConnectionFactory は id ConnectionFactory のデフォルトの Bean として提供されます。

    JcaPooledConnectionFactory は通常の ConnectionFactory のようになることに注意してください。ただし、新しい接続とセッションが開かれると、XA トランザクションがチェックされ、見つかった場合は、JMS セッションが XA リソースとして自動的に登録されます。これにより、JMS セッションが JMS トランザクションに参加できるようになります。

    重要

    JMS トランスポートに XA ConnectionFactory を直接設定することはできません。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.