8.5. 複数のソースフィールドを 1 つのターゲットフィールドに組み合わせる


データマッパーステップでは、複数のソースフィールドを 1 つの複合ターゲットフィールドに組み合わせることができます。たとえば、FirstName および LastName フィールドを CustomerName にマップできます。

前提条件

ターゲットフィールドでは、この複合フィールドの各パーツのコンテンツタイプ、コンテンツの各パーツの順番およびインデックス、および空白やコンマなどのパーツの区切り文字を知っている必要があります。フィールドを組み合わせまたは分割する場合の不足または不必要なデータの例 を参照してください。

手順

  1. Target パネルで、複数のソースフィールドをマップするフィールドをクリックします。
  2. Sources パネルに、ターゲットフィールドにマップするフィールドが含まれるフィールドがある場合は、そのコンテナーフィールドをクリックし、含まれるすべてのフィールドをターゲットフィールドにマップします。

    各ソースフィールドを個別に選択するには、ターゲットフィールドに組み合わせる最初のフィールドをクリックします。ターゲットフィールドに組み合わせる他の各フィールドにマウスオーバーし、CTRL-Mouse1 (MacOS では CMD-Mouse1) を押します。

    作業が完了したら、各ソースフィールドからターゲットフィールドへの線が表示されるはずです。

    Mapping Details パネルの Sources に、デフォルトの多重変換である Concatenate が表示されます。これは、マッピングの実行により、Concatenate 変換が指定のソースフィールドの値に適用され、連結された値を指定のターゲットフィールドにマップすることを意味します。

    注記

    複数のソース値に適用できるその他の変換に関する情報は 1 つのターゲットフィールドにマップする前の複数のソース値の変換 を参照してください。

    また、Sources に選択した各ソースフィールドのエントリーがあります。

  3. Mapping Details パネルで、以下のようにマッピングを設定します。

    1. SourcesDelimiter フィールドで、異なるソースフィールドからのコンテンツの間に挿入される文字を指定または選択します。デフォルトは空白文字です。
    2. 任意設定。ソースフィールドエントリーごとに、Add Transformation をクリックすると、ソースフィールドがターゲットフィールドにマップされる前に変換をソースフィールド値に適用することができます。
    3. Sources で、選択したソースフィールドのエントリーの順番を確認します。エントリーの順番は、複合ターゲットフィールドの対応するコンテンツと同じである必要があります。

      エントリーの順番が正しくない場合は、ソースフィールドエントリーをドラッグアンドドロップして、同じ順番になるよう調整します。データマッパーは新しい順番を反映するためにインデックス番号を自動的に更新します。

      ソースフィールドを複合ターゲットフィールドの各パーツにマップした場合は、次のステップを省略します。

    4. ソースフィールドエントリーのインデックスが、ターゲットフィールドの対応データと同じでない場合、インデックスが同じになるように編集します。各ソースフィールドエントリーのインデックスは、ターゲットフィールドの対応データと同じである必要があります。データマッパーは、不足しているデータを示すために、必要に応じてパディングフィールドを自動的に追加します。

      誤って余分なパディングフィールドを作成した場合は、余分なパディングフィールドのごみ箱アイコンをクリックして削除します。

    5. 任意設定。TargetsAdd Transformation をクリックし、内容をターゲットフィールドにマップし、変換を適用します。
  4. 必要に応じて、データマッピングの結果をプレビューします。

    1. データマッパーの右上にある Editor settings をクリックします。Show Mapping Preview を選択して、テキスト入力フィールドを現在選択しているマッピングの各ソースフィールドに表示し、読み取り専用結果フィールドを現在選択しているマッピングのターゲットフィールドに表示します。
    2. ソースデータ入力フィールドにテキストを入力します。テキストボックスの外部をクリックし、ターゲットフィールドの読み取り専用フィールドにマッピングの結果を表示します。

      ソースフィールドの順序を変更したり、マッピングに変換を追加すると、ターゲットフィールドの結果フィールドにこれが反映されます。データマッパーがエラーを検出すると、Mapping Details パネルの上部に情報メッセージが表示されます。

    3. Editor settings を再度クリックし、Show Mapping Preview を選択して、プレビューフィールドを非表示にします。

      プレビューフィールドを再表示すると、入力したデータはデータマッパーが終了するまでそのまま存在します。

  5. マッピングが適切に定義されていることを確認するには、右上の Grid をクリックし、このステップで定義されたマッピングを表示します。複数のソースフィールドの値を 1 つのターゲットフィールドに組み合わせるマッピングは次のようになります。

    このビューでは、マッピングの結果をプレビューすることもできます。 Editor settings をクリックし、 Show Mapping Preview を選択して、先ほどのステップの説明どおりにテキストを入力します。必須フィールドは選択したマッピングのみに表示されます。表の別のマッピングをクリックして、そのプレビューフィールドを表示します。

その他のリソース

パディングフィールドの追加例: 1 つのソースフィールドを複数のターゲットフィールドに分割

この例は 1 対多のマッピング例ではありませんが、原理は同じです。

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