2.5. Fuse Online での重要事項
Fuse Online ディストリビューションの Fuse 7.11 リリースにおける重要事項
SOAP API Client コネクターの機能
SOAP API クライアントコネクターは、以下の機能をサポートします。
- SOAP 1.1 および 1.2 のメッセージ形式
- RPC および Document バインディングはどちらも、Literal エンコーディングのみをサポートします。
- すべての Workday WSDLs はインラインスキーマ、SOAP ドキュメントのリテラルバインディング、および WS Username Token テキストパスワード認証を使用します。
- 入れ子の循環参照型。
- 外部スキーマ - URL ベースの WSDL のみが、WSDL のベースパスからの相対 URL に基づいて外部スキーマをサポートします。WSDL URL は、実行時に解析と検証のために SOAP コネクターで使用できる 必要 があります。したがって、WSDL とスキーマが永続的な URL でホストされていることを確認してください。
- 複数のスキーマ - インラインおよび外部 (WSDL URL) の両方が、一意の namespace で複数のスキーマをサポートします。
セキュリティー関連の機能:
- WS_Basic プロファイルとリストの組み合わせ。
- Basic 認証では、HTTPS のユーザー名/パスワードがサポートされます。
- ユーザー名トークンプロファイルでは、テキストパスワードとダイジェストパスワードの両方がサポートされています。
本リリースでは、SOAP API クライアントコネクターに以下の機能のサポートが含まれなくなりました。
- 外部スキーマ - (File Upload フォームを使用して) コネクターに直接インポートされた WSDL ファイルで参照されるディスクベースの外部スキーマはサポートされません。アップロードされた WSDL ファイルは、インラインスキーマを使用する 必要があります。URL ベースの WSDL は、WSDL でホストされる外部スキーマをサポートすることに注意してください。
- SOAP エンコーディングはサポートされません。
- セキュリティー上、SAML はサポートされません。
AMQ Streams の Kafka ブローカー URI が自動検出されない
AMQ Streams の CRD バージョンは、この AMQ リリースノートで説明されているように、Fuse Online の
v1beta2
に増加しました。AMQ Streams を使用している場合、Fuse Online で新しい Kafka Message Broker コネクションを作成すると、Kafka Broker URI は自動検出されず、Kafka Broker URI のドロップダウンリストには表示されません。代わりに URI を入力する必要があります。- Fuse Online は Camel K ランタイムまたは KNative コネクターをサポートしなくなりました。
- Fuse Online が Red Hat インフラストラクチャーにインストールされ、プロビジョニングされる場合、アカウントは同時に実行可能な特定数のインテグレーションに制限されます。詳細は、価格プランを参照してください。
- Fuse Online にアップロードする OpenAPI スキーマに出入力タイプが定義されていないことがあります。Fuse Online が出入力タイプを指定しない OpenAPI からカスタム API クライアントを作成した場合、API クライアントが処理できるフィールドにインテグレーションデータをマップするインテグレーションや、API クライアントが処理したフィールドから統合データをマップするインテグレーションを作成できません。インテグレーションにカスタム API をマップ先またはマップ元とするマッピングが必要な場合、OpenAPI スキーマをアップロードするときに Review/Edit をクリックして API 編集ツールの API Designer を開き、出入力タイプの指定を追加します。
- Fuse 7.8 以降、カスタム API クライアントコネクターまたは API プロバイダーインテグレーションに使用する OpenAPI ドキュメントは、循環スキーマ参照を持つことができません。たとえば、リクエストまたは応答ボディーを指定する JSON スキーマは、そのスキーマ自体を全体的に参照することはできず、任意数の中間スキーマを介してそれ自体を部分的に参照することもできません。