付録B Red Hat Hyper-converaged Infrastructure for Cloud undercloud configuration parameters
local_ip
- director のプロビジョニングネットワーク用に定義する IP アドレス。これは、director が DHCP および PXE ブートサービスに使用する IP アドレスでもあります。
network_gateway
- オーバークラウドインスタンスのゲートウェイ。外部ネットワークにトラフィックを転送するアンダークラウドのノードです。
undercloud_public_vip
- director のパブリック API 用に定義する IP アドレス他の IP アドレスまたはアドレス範囲と競合しないプロビジョニングネットワークで IP アドレスを使用します。director の設定により、この IP アドレスは、/32 ネットマスクを使用するルーティングされた IP アドレスとしてソフトウェアブリッジにアタッチされます。
undercloud_admin_vip
- director の管理 API 用に定義する IP アドレス。他の IP アドレスまたはアドレス範囲と競合しないプロビジョニングネットワークで IP アドレスを使用します。director の設定により、この IP アドレスは、/32 ネットマスクを使用するルーティングされた IP アドレスとしてソフトウェアブリッジにアタッチされます。
local_interface
-
director のプロビジョニング NIC 用に選択するインターフェイス。これは、director が DHCP および PXE ブートサービスに使用するデバイスでもあります。この設定スクリプトにより、このインターフェイスが
inspection_interface
パラメーターで定義したカスタムのブリッジにアタッチされます。 network_cidr
- オーバークラウドインスタンスの管理に director が使用するネットワーク。これは、アンダークラウドの neutron サービスが管理するプロビジョニングネットワークです。
masquerade_network
- 外部アクセスのためにマスカレードするネットワークを定義します。このパラメーターにより、director 経由で外部ネットワークにアクセスすることができるように、プロビジョニングネットワークにネットワークアドレス変換 (NAT) の一部メカニズムが提供されます。
dhcp_start
- オーバークラウドノードの DHCP 割り当て範囲の開始。この範囲には、すべてのノードに割り当てるのに十分な IP アドレスが含まれていることを確認してください。
dhcp_end
- オーバークラウドノードの DHCP 割り当て範囲の最後。この範囲には、すべてのノードに割り当てるのに十分な IP アドレスが含まれていることを確認してください。
inspection_interface
-
ノードのイントロスペクションに director が使用するブリッジ。これは、director の設定により作成されるカスタムのブリッジです。
local_interface
でこのブリッジをアタッチします。これは、デフォルトのbr-ctlplane
のままにします。 inspection_iprange
-
director のイントロスペクションサービスが PXE ブートとプロビジョニングプロセスの際に使用する IP アドレス範囲。コンマ区切りの値を使用して、開始アドレスと終了アドレスを定義します。この範囲には、使用するノードに十分な数の IP アドレスが含まれるようにし、
dhcp_start
とdhcp_end
の範囲とは競合しないように設定してください。 inspection_extras
-
イントロスペクション時に追加のハードウェアコレクションを有効化するかどうかを定義します。イントロスペクションイメージでは
python-hardware
またはpython-hardware-detect
パッケージが必要です。 inspection_runbench
-
ノードイントロスペクション時に一連のベンチマークを実行します。有効にするには、
true
に設定します。このオプションは、登録ノードのハードウェアを検査する際にベンチマーク分析を実行する場合に必要です。 inspection_enable_uefi
- UEFI のみのファームウェアを使用するノードのイントロスペクションをサポートするかどうかを定義します。