第1章 修復の概要
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) インフラストラクチャーで優先度が最も高い修復事項を特定したら、修復計画を作成して実行し、その問題を修正できます。
修復計画を作成すると、Red Hat Insights により、RHEL インフラストラクチャー内のシステムの問題を修復するための Ansible Playbook が生成されます。修復計画を作成したら、組織の Ansible ワークフローで、関連する Playbook をダウンロードして実行できます。
サブスクリプションの要件
- Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux は、すべての RHEL サブスクリプションに含まれています。Insights 修復機能を使用するために追加のサブスクリプションは必要ありません。Insights 内から、接続された RHEL システム上で計画を実行することもできます。
ユーザー要件
- Red Hat Hybrid Cloud Console (Hybrid Cloud Console) の Insights for Red Hat Enterprise Linux アプリケーションで修復機能にアクセスします。
- コンソールまたは Satellite アプリケーション UI で、Red Hat Satellite が管理するシステムにアクセスします。
- すべての Insights ユーザーに、修復計画を読み取り、作成、および管理するためのアクセス権が自動的に付与されます。
- リモートシステムで修復計画を実行するには、事前定義済みの User Access ロールである Remediations administrator が必要です。このロールは、Hybrid Cloud Console の Identity & Access Management 設定で組織管理者が付与します。
1.1. 修復クイックスタート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
修復の使用を支援するために、Hybrid Cloud Console の Insights で対話型のクイックスタートを使用できます。修復プランの作成と実行 のクイックスタートでは、10 分弱でプロセスについて案内し、関連情報へのリンクを提供します。
1.1.1. クイックスタートへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
前提条件
クイックスタートにアクセスするには、Red Hat Hybrid Cloud Console アカウントを持ち、Insights for Red Hat Enterprise Linux サービスをサブスクライブしている必要があります。
手順
- Red Hat Hybrid Cloud Console にログオンし、Insights サービスに移動します。
- Insights で、Automation Toolkit > Remediation Plans に移動し、右上隅の Launch Quick Start をクリックします。
関連情報
Hybrid Cloud Console の Insights Learning Resources ホームページからクイックスタートにアクセスすることもできます。