第4章 データセット
Business Central でのデータセット機能は、データのアクセスおよび解析方法を定義します。データセットは、Dashbuilder ディスプレイヤーで表示できるデータのソースとして機能します。Dashbuilder ディスプレイヤーは、Plugin Management パースペクティブのカスタムパースペクティブに追加できます。データセットパースペクティブは管理者グループのユーザーのみに表示されることに注意してください。
4.1. データセットの管理
データセットの定義を追加するには、以下を実行します。
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Business Central にログインして、Extensions
Data Sets をクリックします。 - New Data Set をクリックします。
プロバイダーのタイプを選択し、Next をクリックします。現時点で、以下のプロバイダータイプがサポートされています。
- Java クラス: Java クラスからデータセットを生成します。
- SQL: ANSI-SQL 準拠データベースからデータセットを生成します。
- CSV: リモートまたはローカル CSV ファイルからデータセットを生成します。
- Elasticsearch – generate a data set from Elasticsearch nodes.
Elasticsearch data set integration support is limited to commercially reasonable efforts. For details, see What is commercially reasonable support?.
- Data Set Creation Wizard を完了し、Test をクリックします。
- 選択するプロバイダーに応じて、設定手順は異なります。手順が完了したら、Save をクリックしてデータセットの定義を作成します。
データセットを編集するには、以下を実行します。
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Business Central にログインして、Extensions
Data Sets をクリックします。 - Data Set Explorer で、既存のデータセットをクリックしてから Edit をクリックします。
Data Set Editor が開きます。3 つのタブでデータセットを編集できます。タブの一部は選択するプロバイダーに応じて変わることに注意してください。以下は CSV データプロバイダーに適用されます。
- CSV Configuration: データセット定義の名前、ソースファイル、区切り (separator) その他のプロパティーを変更することができます。
Preview: CSV Configuration タブで Test をクリックした後に、システムはデータセットのルックアップ呼び出しを実行し、データが利用可能な場合にはプレビューが表示されます。2 つのサブタブがあることに注意してください。
- Data columns: データセット定義に含める列をカスタマイズできます。
- Filter: 新規フィルターを追加できます。
Advanced: 以下を管理できます。
4.2. キャッシング
Red Hat JBoss BRMS データセット機能は 2 つのキャッシュレベルを提供します。
- クライアントレベル
- バックエンドレベル
Client Cache
これがオンになっていると、データセットはルックアップ操作時に web ブラウザーにキャッシュされます。そのため、以降のルックアップ操作の要求はバックエンドに対して行われません。
Backend Cache
これがオンになっていると、データセットは Red Hat JBoss BRMS エンジンによってキャッシュされます。これにより、リモートストレージシステムへの要求数が減少します。
Java および CSV データプロバイダーはバックエンドのキャッシングに依存しています。そのため、バックエンドキャッシュの設定は Data Set Explorer の Advanced タブに常に表示される訳ではありません。
4.3. データ更新
更新機能により、特定の期間の後にキャッシュされたデータセットのデータを無効にすることができます。Refresh on stale data 機能は、バックエンドデータが変更される際にキャッシュされたデータを無効にします。