F.3. MPM パフォーマンス設定
MPM の種類ごとに、MPM のパフォーマンスを最適化するためにさまざまな設定を設定できます。
MPM パフォーマンス設定の種類
MPM パフォーマンス設定では、次のタイプの基準を指定します。
- 起動時に作成するサーバープロセスの初期数
- アイドル状態のスレッドまたはサーバープロセスの最小数と最大数
- リクエストの処理に使用できるスレッドまたはサーバープロセスの最大数
- 個々のサーバープロセスが処理できるリクエストの最大数
-
各サーバープロセスが作成するスレッドの数(
worker
およびevent
MPM のみ) -
サーバーの存続期間中に開始できるサーバープロセスの最大数の上限 (
prefork
MPM のみ)
MPM パフォーマンス設定の設定ファイル
JBCS 2.4.51 以降では、mpm.conf
ファイルで MPM パフォーマンス設定を設定できます。使用している Apache HTTP Server ディストリビューションにより、mpm.conf
ファイルの場所は異なります。
-
JBCS Apache HTTP Server を使用している場合、
mpm.conf
ファイルはJBCS_HOME/httpd/conf.d
ディレクトリーにあります。 -
RHEL Apache HTTP Server を使用している場合、
mpm.conf
ファイルは/etc/httpd/conf.d
ディレクトリーにあります。
JBCS 2.4.37 以前のリリースでは、conf.modules.d/00-mpm.conf
ファイルに MPM パフォーマンス設定が含まれていました。JBCS 2.4.57 以降、conf.d/mpm.conf
ファイルにはこれらの設定が含まれています。
JBCS 2.4.37 以前からアップグレードする場合は、conf.modules.d/00-mpm.conf
で以前に設定したカスタマイズ設定と一致するように、アップグレードした 2.4.57 インストールの conf.d/mpm.conf
ファイルを設定してください。そうしないと、アップグレードされた JBCS 2.4.57 インストールで conf.d/mpm.conf
ファイルのデフォルト設定が自動的に使用され、予期しないパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
使用可能なパフォーマンス設定および関連するデフォルト値の詳細については、Apache HTTP Server インストール内の conf.d/mpm.conf
ファイルを参照してください。
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