第7章 管理 CLI を使用して JBoss EAP サーバーの更新を元に戻す


管理 CLI を使用して、JBoss EAP サーバーに適用した更新を元に戻すことができます。JBoss EAP サーバーに適用した変更を元に戻すには、installer history コマンドを使用して、サーバーの以前のバージョンの JBoss EAP インストールを表示します。復元する JBoss EAP の正しいバージョンを確認したら、installer revert コマンドを使用して候補サーバーを準備します。候補サーバーを準備した後、JBoss EAP サーバーを再起動して、元に戻すプロセスを完了します。

詳細は、サーバー上の JBoss EAP インストールの履歴を表示する方法 を参照してください。

JBoss EAP 管理 CLI を使用して、スタンドアロンサーバーまたはマネージドドメインの JBoss EAP サーバーインストールを元に戻すことができます。次の手順は、元に戻すプロセスのフェーズの概要を示しています。

  • 元に戻す準備: このフェーズでは、ターゲットマシン上の JBoss EAP インストールを元に戻す準備を行います。候補サーバーはサーバーの一時ディレクトリー内に準備されます。このディレクトリーは、マネージドドメインの場合はファイルシステムパス jboss.domain.temp.dir で、スタンドアロンサーバーモードの場合は jboss.server.temp.dir で表されます。このフェーズを完了すると、同じ候補サーバーでそれ以上サーバーの準備を実行できなくなります。ただし、インストールマネージャーのキャッシュをクリーンアップすると、必要に応じて別のインストールを準備できるようになります。詳細は、インストーラーのクリーニング を参照してください。
  • 元に戻す操作の適用: 元に戻すプロセスが完了したら、JBoss EAP サーバーを再起動して、インストールを元に戻すために準備した候補サーバーを適用します。

手順

  1. 管理 CLI を起動します。

    EAP_HOME/bin/jboss-cli.sh
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  2. JBoss EAP サーバーを元に戻します。

    注記

    インストールの復元先の インストール状態 を表示するには、installer history コマンドを使用します。

    1. スタンドアロンサーバーの JBoss EAP サーバーの更新を元に戻します。

      [standalone@localhost:9990 /] installer revert --revision=abcd1234
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    2. マネージドドメインの JBoss EAP サーバーの更新を元に戻します。

      [domain@localhost:9990 /] installer revert --host=target-host --revision=abcd1234
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      注記

      その他のコマンドオプションの詳細を参照するには、help コマンドを使用してください。

  3. JBoss EAP サーバーを再起動して、元に戻すプロセスを完了します。

    注記

    --perform-installation オプションを使用してサーバーを再起動する場合は、JBOSS_EAP/bin/jconsole.shJBOSS_EAP/bin/appclient.sh などの他のプロセスが JBOSS_EAP/bin フォルダーから起動しないようにする必要があります。この予防策により、サーバーの復元中に他のプロセスが使用している可能性のあるファイルへの書き込みの競合が防止されます。

    1. スタンドアロンサーバーの JBoss EAP サーバーを再起動します。

      [standalone@localhost:9990 /] shutdown --perform-installation
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    2. マネージドドメインの JBoss EAP サーバーを再起動します。

      [domain@localhost:9990 /] shutdown --host=target-host --perform-installation
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