4.3. Git の SSH 認証の設定


パイプラインが SSH キーで設定されたリポジトリーからリソースを取得するには、そのパイプラインの SSH ベースの認証を設定する必要があります。

パイプラインの SSH ベースの認証を設定するには、secret.yamlserviceaccount.yaml、および run.yaml ファイルを、指定されたリポジトリーの SSH 秘密鍵からの認証情報を使用して更新します。このプロセスが完了すると、OpenShift Pipelines はその情報を使用して指定されたパイプラインリソースを取得できます。

注記

Basic 認証ではなく SSH ベースの認証を使用することを検討してください。

手順

  1. SSH 秘密鍵 を生成するか、既存の秘密鍵をコピーします。これは通常 ~/.ssh/id_rsa ファイルで入手できます。
  2. secret.yaml ファイルで、ssh-privatekey の値を SSH 秘密鍵ファイルの内容に設定し、known_hosts の値を既知のホストファイルの内容に設定します。

    apiVersion: v1
    kind: Secret
    metadata:
      name: ssh-key 
    1
    
      annotations:
        tekton.dev/git-0: github.com
    type: kubernetes.io/ssh-auth
    stringData:
      ssh-privatekey: 
    2
    
      known_hosts: 
    3
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    1
    SSH 秘密鍵が含まれるシークレットの名前。この例では、ssh-key です。
    2
    SSH 秘密鍵ファイルの内容。
    3
    既知のホストファイルの内容。
    Important

    秘密鍵を省略すると、OpenShift Pipelines は任意のサーバーの公開鍵を受け入れます。

  3. オプション: カスタム SSH ポートを指定するには、annotation 値の最後に :<port number> を追加します。たとえば、tekton.dev/git-0: github.com:2222 などです。
  4. serviceaccount.yaml ファイルで、ssh-key シークレットを build-bot サービスアカウントに関連付けます。

    apiVersion: v1
    kind: ServiceAccount
    metadata:
      name: build-bot 
    1
    
    secrets:
      - name: ssh-key 
    2
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    1
    サービスアカウントの名前。この例では、build-bot です。
    2
    SSH 秘密鍵が含まれるシークレットの名前。この例では、ssh-key です。
  5. run.yaml ファイルで、サービスアカウントをタスク実行またはパイプライン実行に関連付けます。

    • サービスアカウントをタスク実行に関連付けます。

      apiVersion: tekton.dev/v1beta1
      kind: TaskRun
      metadata:
        name: build-push-task-run-2 
      1
      
      spec:
        serviceAccountName: build-bot 
      2
      
        taskRef:
          name: build-push 
      3
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
      1
      タスク実行の名前。この例では、build-push-task-run-2 です。
      2
      サービスアカウントの名前。この例では、build-bot です。
      3
      タスクの名前。この例では、build-push です。
    • サービスアカウントをパイプライン実行に関連付けます。

      apiVersion: tekton.dev/v1beta1
      kind: PipelineRun
      metadata:
        name: demo-pipeline 
      1
      
        namespace: default
      spec:
        serviceAccountName: build-bot 
      2
      
        pipelineRef:
          name: demo-pipeline 
      3
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
      1
      パイプライン実行の名前。この例では、demo-pipeline です。
      2
      サービスアカウントの名前。この例では、build-bot です。
      3
      パイプラインの名前。この例では、demo-pipeline です。
  6. 変更を適用します。

    $ oc apply --filename secret.yaml,serviceaccount.yaml,run.yaml
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
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