4.5. root 以外のユーザーとしてのシークレットの使用


以下のような特定のシナリオでは、root 以外のユーザーとしてシークレットを使用する必要がある場合があります。

  • コンテナーが実行するために使用するユーザーとグループは、プラットフォームによってランダム化されます。
  • タスクの手順では、root 以外のセキュリティーコンテキストを定義します。
  • タスクは、root 以外のグローバルセキュリティーコンテキストを指定します。これは、タスクのすべての手順に適用されます。

このようなシナリオでは、root 以外のユーザーとしてタスク実行とパイプライン実行を実行する際の次の側面を考慮してください。

  • Git の SSH 認証では、ユーザーが /etc/passwd ディレクトリーに有効なホームディレクトリーを設定している必要があります。有効なホームディレクトリーのない UID を指定すると、認証に失敗します。
  • SSH 認証は $HOME 環境変数を無視します。そのため、OpenShift Pipelines によって定義された $HOME ディレクトリー (/tekton/home) から適切なシークレットファイルを非 root ユーザーの有効なホームディレクトリーにシンボリックリンクする必要があります。

さらに、root 以外のセキュリティーコンテキストで SSH 認証を設定するには、git コマンドを認証する例 を参照してください。

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