4.2. トラフィックスペックの例


以下の例は、トラフィックの 100% がサービスの最新リビジョンにルーティングされる traffic 仕様を示しています。status では、latestRevision が解決する最新リビジョンの名前を確認できます。

apiVersion: serving.knative.dev/v1
kind: Service
metadata:
  name: example-service
  namespace: default
spec:
...
  traffic:
  - latestRevision: true
    percent: 100
status:
  ...
  traffic:
  - percent: 100
    revisionName: example-service

以下の例は、トラフィックの 100% が current としてタグ付けされたリビジョンにルーティングされ、そのリビジョンの名前が example-service として指定される traffic 仕様を示しています。latest とタグ付けされたリビジョンは、トラフィックが宛先にルーティングされない場合でも、利用可能な状態になります。

apiVersion: serving.knative.dev/v1
kind: Service
metadata:
  name: example-service
  namespace: default
spec:
...
  traffic:
  - tag: current
    revisionName: example-service
    percent: 100
  - tag: latest
    latestRevision: true
    percent: 0

以下の例は、トラフィックが複数のリビジョン間で分割されるように、traffic 仕様のリビジョンの一覧を拡張する方法を示しています。この例では、トラフィックの 50% を、current としてタグ付けされたリビジョンに送信します。また、candidate としてタグ付けされたリビジョンにトラフィックの 50% を送信します。latest とタグ付けされたリビジョンは、トラフィックが宛先にルーティングされない場合でも、利用可能な状態になります。

apiVersion: serving.knative.dev/v1
kind: Service
metadata:
  name: example-service
  namespace: default
spec:
...
  traffic:
  - tag: current
    revisionName: example-service-1
    percent: 50
  - tag: candidate
    revisionName: example-service-2
    percent: 50
  - tag: latest
    latestRevision: true
    percent: 0
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