1.2. Red Hat OpenShift Service Mesh バージョン 3.1.1
Red Hat OpenShift Service Mesh のこのリリースは、Red Hat OpenShift Service Mesh Operator 3.1.1 に含まれており、OpenShift Container Platform 4.16 以降でサポートされています。このリリースでは、機能拡張、問題の修正、および Common Vulnerabilities and Exposures (CVE) に対処しています。
3.1.1 でサポートされているコンポーネントバージョンは、「サービスメッシュバージョンサポート表」を参照してください。
1.2.1. 機能拡張 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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- この機能拡張により、Istio がバージョン 1.26.3 に更新されます。
- この機能拡張により、Kiali Operator がバージョン 2.11.2 に更新されます。
1.2.2. 修正された問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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-
この更新前は、
Istio
カスタムリソース (CR) でNetworkPolicy
フィールドをグローバルに有効にすると、リソース処理が正しくないため、対応するNetworkPolicy
リソースを作成できませんでした。この問題により、Istio がグローバルに有効になっている場合に、ユーザーがネットワークポリシーを適用できませんでした。この更新により、Istio
CR の更新時にNetworkPolicy
リソースの作成が可能になりました。これにより、エンドユーザーが Istio でネットワークポリシールールを一貫して適用できるようになりました。(OSSM-10595) -
この更新前は、
minAvailable
値が1
である単一のistiod
Pod に対してPodDisruptionBudget
を作成すると、アップグレードが失敗し、アップグレード中にノードが再起動しなくなりました。その結果、アップグレードが失敗していました。この更新により、Istio 1.24.3 の設定に含まれる単一のistiod
ポッドに対するデフォルトのpodDisruptionBudget
が、Istio Operator によって無効化されるようになりました。その結果、単一のistiod
Pod によって妨げられることなく、アップグレード中にノードを再起動できるようになりました。(OSSM-9392)