1.4. Red Hat OpenShift Service Mesh バージョン 3.1 テクノロジープレビュー機能


このリリースに含まれる機能には、現在テクノロジープレビューのものがあります。これらの実験的機能は、実稼働環境での使用を目的としていません。Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

1.4.1. Istio アンビエントモード

このリリースでは、Istio アンビエントモードのステータスがテクノロジープレビューに更新されます。Istio アンビエントモードは、従来のサイドカーベースのデータプレーンに代わる、サイドカーのない代替データプレーンを提供します。デフォルトでは、アンビエントモードはデータプレーンをノードレベルの L4 ZTunnel と namespace スコープの L7 Waypoint プロキシーに分割します。

Istio アンビエントモードには、Kubernetes Gateway API カスタムリソース定義 (CRD) が必要です。デフォルトで CRD が含まれる OpenShift Service Mesh 4.19 以降を使用してください。

潜在的な競合を回避するには、既存の Red Hat OpenShift Service Mesh インストールがないクラスターにのみ Istio アンビエントモードをインストールする必要があります。Istio アンビエントモードは、Red Hat OpenShift Service Mesh 2.6 以前を使用するクラスターとは互換性がありません。

Istio アンビエントモードを使用する場合、liveness または readiness プローブに依存する Pod では、OVN-Kubernetes ゲートウェイモードをデフォルトの shared モードではなく local に設定する必要があります。ローカルモードでは、トラフィックはホストを経由してルーティングされ、ホストはルーティングテーブルを使用してそれを処理し、プローブが正しく機能することを保証します。詳細は、OVN-Kubernetes ドキュメントの「ゲートウェイモードの設定」セクションを参照してください。

Istio アンビエントモードを使い始めるには、OpenShift Service Mesh 3 インストールドキュメントの「Istio アンビエントモード」セクションを参照してください。

1.4.2. Kubernetes Gateway API Inference Extensions

このリリースでは、Kubernetes Gateway API Inference Extensions がテクノロジープレビューとしてサポートされます。これらの拡張機能は、Kubernetes Gateway API を基盤として構築され、自己ホスト型生成 AI ワークロード向けに最適化された推論固有のルーティング機能を提供します。この実装は、Istio 1.27 から OpenShift Service Mesh 3.1 にバックポートされました。

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