第2章 OpenShift Service Mesh の更新


Red Hat OpenShift Service Mesh の Istio コントロールプレーンの更新に利用可能なストラテジーを比較します。InPlace または RevisionBased ストラテジーを使用するタイミングを特定し、アップグレード時にそれぞれを適用する方法を確認します。

2.1. Istio コントロールプレーンの更新ストラテジーについて

更新ストラテジーにより、更新プロセスの実行方法が変わります。Istio リソース設定の spec.updateStrategy フィールドにより、OpenShift Service Mesh Operator が Istio コントロールプレーンを更新する方法が決まります。Operator は、spec.version フィールドの変更を検出するか、設定された vX.Y-latest エイリアスを持つ新しいマイナーリリースを識別すると、アップグレード手順を開始します。メッシュごとに、次の 2 つのストラテジーのいずれかを選択します。

  • InPlace
  • RevisionBased

InPlace は、OpenShift Service Mesh を更新するためのデフォルトのストラテジーです。更新ストラテジーはどちらもサイドカーモードおよびアンビエントモードに適用されます。

アンビエントモードを使用する場合は、標準のコントロールプレーン更新手順に加えて、Istio Container Network Interface (CNI)および ZTunnel コンポーネントを更新する必要があります。

重要

アンビエントモードには、InPlace 更新ストラテジーが推奨されます。RevisionBased 更新をビビエントモードで使用する場合は制限があり、手動での介入が必要になります。

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