第2章 最も重要な新機能


本項には、Red Hat OpenStack Platform の今回のリリースにおける最も重要な新機能について概説します。

2.1. Red Hat OpenStack Platform Director

本項では、director の最も重要な新機能について説明します。
コンポーザブルサービスのアップグレード
コンポーザブルサービスの各テンプレートには、メジャーリリース間でサービスをアップグレードするためのロジックが実装されるようになりました。これにより、カスタムロールとコンポーザブルサービスアーキテクチャーを介したアップグレードに対応するためのメカニズムが提供されます。
事前にプロビジョニングされたインフラストラクチャーのデプロイ
director は Red Hat Enterprise Linux の最新リリース (Red Hat OpenStack Platform 11 の初期リリースではバージョンは 7.3) を実行する既存のシステムに Red Hat OpenStack Platform を設定できるようになりました。これにより、標準の director ツールを使用せずにシステムのプロビジョニングを行うことができますが、カスタムロールとコンポーザブルサービスアーキテクチャーを使用しつつそれらのシステムが Red Hat OpenStack Platform を実行するようにするには、引き続き director を使用することになります。
スタンドアロンの Ironic ロールのサポート
director は、OpenStack Bare Metal Provisioning (ironic) をスタンドアロンのロールとしてオーバークラウドにデプロイできるようになりました。以前のバージョンでは、Ironic ロールが Split Systemd Controller 上で含まれている必要がありましたが、現在はロールを単独でデプロイすることができます。
Ansible の動的なインベントリー
director では、環境内のホストのインベントリーを生成するための tripleo-ansible-inventory コマンドが利用できるようになりました。このインベントリーは、Ansible の自動化タスクをホストのグループで実行するのに使用します。
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