第15章 Networking (neutron) パラメーター


パラメーター説明

DhcpAgentNotification

DHCP エージェントの通知を有効にします。デフォルト値は True です。

DockerNeutronDHCPAgentUlimit

OpenStack Networking (neutron) DHCP エージェントコンテナーのユーザーリミット。デフォルト値は ['nofile=16384'] です。

DockerNeutronL3AgentUlimit

OpenStack Networking (neutron) L3 エージェントコンテナーのユーザーリミット。デフォルト値は ['nofile=16384'] です。

EnableVLANTransparency

True の場合には、プラグインが VLAN トランスペアレントネットワークの作成に対応していれば、そのタイプのネットワークの作成を許可します。デフォルト値は False です。

L2gwAgentEnableManager

OVSDB サーバーにより接続を開始することができます。デフォルト値は False です。

L2gwAgentManagerTableListeningPort

L2 ゲートウェイエージェントのポート番号。これにより、エージェントがリッスンできるようにします。デフォルト値は 6632 です。

L2gwAgentMaxConnectionRetries

L2 ゲートウェイエージェントが OVSDB サーバーへの接続をリトライする回数。デフォルト値は 10 です。

L2gwAgentOvsdbHosts

L2 ゲートウェイエージェント OVSDB サーバーの一覧

L2gwAgentPeriodicInterval

L2 ゲートウェイエージェントは、OVSDB サーバーとの接続状態を確認します。間隔は確認から次の確認までの秒数です。デフォルト値は 20 です。

L2gwAgentSocketTimeout

ソケットのタイムアウト。デフォルト値は 30 です。

L2gwServiceDefaultDeviceName

L2 ゲートウェイのデフォルトデバイス名。デフォルト値は Switch1 です。

L2gwServiceDefaultInterfaceName

L2 ゲートウェイのデフォルトインターフェイス名。デフォルト値は FortyGigE1/0/1 です。

L2gwServicePeriodicMonitoringInterval

プラグインの間隔。デフォルト値は 5 です。

L2gwServiceProvider

L2 ゲートウェイのサービスプロバイダーとして使用するバックエンド。デフォルト値は ['L2GW:l2gw:networking_l2gw.services.l2gateway.service_drivers.L2gwDriver:default'] です。

L2gwServiceQuotaL2Gateway

L2 ゲートウェイのクォータ。デフォルト値は 5 です。

NeutronAllowL3AgentFailover

自動の l3-agent フェイルオーバーを許可します。デフォルト値は True です。

NeutronApiOptEnvVars

オプションの環境変数の一覧

NeutronApiOptVolumes

マウントされるオプションのボリュームの一覧

NeutronCorePlugin

ネットワークのコアプラグイン。この値は、neutron.core_plugins の名前空間から読み込まれるエントリーポイントでなければなりません。デフォルト値は ml2 です。

NeutronDBSyncExtraParams

neutron-db-manage upgrade head コマンドに追記する追加のコマンドラインパラメーターの文字列

NeutronDhcpAgentDnsmasqDnsServers

dnsmasq フォワーダーとして使用するサーバーの一覧

NeutronDhcpAgentsPerNetwork

ネットワークごとにスケジュールする DHCP エージェントの数。デフォルト値は 0 です。

NeutronDhcpOvsIntegrationBridge

使用する Open vSwitch ブリッジの名前

NeutronDnsDomain

ホスト名の構築に使用するドメイン。デフォルト値は openstacklocal です。

NeutronEnableDVR

分散仮想ルーター (DVR: Distributed Virtual Router) を有効にします。デフォルト値は False です。

NeutronEnableDibblerDockerWrapper

OpenStack Networking (neutron) が別のコンテナーでディブラークライアントを起動するように、ラッパースクリプトを生成します。デフォルト値は True です。

NeutronEnableDnsmasqDockerWrapper

OpenStack Networking (neutron) が別のコンテナーで dnsmasq を起動するように、dnsmasq ラッパースクリプトを生成します。デフォルト値は True です。

NeutronEnableForceMetadata

True の場合には、DHCP は常に仮想マシンにメタデータをルーティングします。デフォルト値は False です。

NeutronEnableHaproxyDockerWrapper

OpenStack Networking (neutron) が別のコンテナーで haproxy を起動するように、ラッパースクリプトを生成します。デフォルト値は True です。

NeutronEnableIsolatedMetadata

True の場合には、DHCP は常に分離ネット上でメタデータのサポートを許可します。デフォルト値は False です。

NeutronEnableKeepalivedWrapper

OpenStack Networking (neutron) が別のコンテナーで keepalived プロセスを起動するように、ラッパースクリプトを生成します。デフォルト値は True です。

NeutronEnableL2Pop

OpenStack Networking (neutron) エージェントの L2 Population 機能を有効化/無効化します。デフォルト値は False です。

NeutronEnableMetadataNetwork

True の場合には、DHCP はメタデータネットワークを提供します。このパラメーターを True に指定するには、NeutronEnableIsolatedMetadata または NeutronEnableForceMetadata のいずれかのパラメーターも True でなければなりません。デフォルト値は False です。

NeutronEnableRadvdDockerWrapper

OpenStack Networking (neutron) が別のコンテナーで radvd を起動するように、ラッパースクリプトを生成します。現在、この機能はデフォルトで無効となっていて、radvd への修正が利用できない状況であることに注意してください (https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1564391 を参照してください)。radvd への修正が全対象ディストリビューションで一般提供されると、デフォルトで有効になります。デフォルト値は False です。

NeutronExternalNetworkBridge

外部ネットワークトラフィックに使用するブリッジの名前。通常 L2 エージェントは外部ブリッジへのポート接続を処理するので、パラメーターは設定するべきではありません。

NeutronFirewallDriver

OpenStack Networking (neutron) のセキュリティーグループ機能を有効にするためのファイアウォールドライバー。デフォルト値は iptables_hybrid です。

NeutronFlatNetworks

フラットネットワーク名がプラグインで設定されるように指定します。デフォルト値は datacentre です。

NeutronGlobalPhysnetMtu

下層の物理ネットワークの MTU。OpenStack Networking (neutron) はこの値を使用して、全仮想ネットワークのコンポーネントの MTU を算出します。フラットネットワークおよび VLAN ネットワークの場合は、OpenStack Netowrking はこの値を変更せずに使用します。VXLAN などのオーバーレイネットワークの場合は、OpenStack Networking は自動的にこの値からオーバーレイプロトコルのオーバーヘッドを除算します。デフォルト値は 1500 です。

NeutronInterfaceDriver

OpenStack Networking (neutron) DHCP エージェントインターフェイスドライバー。デフォルト値は neutron.agent.linux.interface.OVSInterfaceDriver です。

NeutronL3AgentMode

L3 エージェントのエージェントモード。legacy または dvr_snat のいずれかを指定する必要があります。デフォルト値は legacy です。

NeutronLinuxbridgeFirewallDriver

セキュリティーグループの実装に使用するファイアウォールドライバーのクラス名を設定します。指定可能な値は、システム設定により異なります。デフォルト値である空の文字列を指定すると、デフォルトでサポートされている設定となります。

NeutronML2PhysicalNetworkMtus

物理ネットワークと MTU 値のマッピング一覧。マッピングのフォーマットは <physnet>:<mtu val> です。このマッピングにより、ML2 プラグインのデフォルト segment_mtu 値とは異なる物理ネットワーク MTU 値を指定し、特定のネットワークについて global_physnet_mtu からの値を上書きすることができます。

NeutronMechanismDrivers

テナントネットワークのメカニズムドライバー。デフォルト値は openvswitch です。

NeutronMetadataProxySharedSecret

スプーフィングを防ぐための共有シークレット

NeutronNetworkType

テナントネットワークの種別。デフォルト値は vxlan です。

NeutronNetworkVLANRanges

サポートされる OpenStack Networking (neutron) ML2 および Open vSwitch VLAN マッピングの範囲。デフォルトでは、物理ネットワーク datacentre 上の VLAN を許可するように設定されています (NeutronBridgeMappings を参照)。デフォルト値は datacentre:1:1000 です。

NeutronOverlayIPVersion

全オーバーレイネットワークエンドポイントに使用される IP バージョン。デフォルト値は 4 です。

NeutronOvsIntegrationBridge

使用する Open vSwitch ブリッジの名前

NeutronPassword

OpenStack Networking (neutron) サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

NeutronPluginExtensions

有効な拡張プラグインのコンマ区切りリスト。デフォルト値は qos,port_security です。

NeutronPluginMl2PuppetTags

puppet での設定ファイルを生成するのに使用される puppet リソースタグ名。デフォルト値は neutron_plugin_ml2 です。

NeutronRpcWorkers

OpenStack Networking (neutron) サービスの RPC ワーカー数を設定します。指定しないと、NeutronWorkers と同じ値に設定されます。

NeutronServicePlugins

サービスプラグインのエントリーポイントのコンマ区切りリスト。デフォルト値は router,qos,segments,trunk です。

NeutronTunnelIdRanges

テナントネットワークの割り当てに使用できる GRE トンネリング ID の範囲を列挙した <tun_min>:<tun_max> タプルのコンマ区切りリスト。デフォルト値は ['1:4094'] です。

NeutronTunnelTypes

テナントネットワークのトンネル種別。デフォルト値は vxlan です。

NeutronTypeDrivers

読み込むネットワーク種別ドライバーのエントリーポイントのコンマ区切りリスト。デフォルト値は vxlan,vlan,flat,gre です。

NeutronVniRanges

テナントネットワークの割り当てに使用できる VXLAN VNI ID の範囲を列挙した <vni_min>:<vni_max> タプルのコンマ区切りリスト。デフォルト値は ['1:4094'] です。

NeutronWorkers

OpenStack Networking サービスの API および RPC ワーカー数を設定します。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は messagingv2 です。

PhysicalInterfaceMapping

物理ネットワーク名をエージェントのノード固有の物理ネットワークインターフェイスにマッピングする、<physical_network>:<physical_interface> タプルのリスト。デフォルトは空のリストです。

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