第4章 makeform イメージの作成
本リリースでは、以下のプラグインがサポートされます。
Cloudera(CDH)
- バージョン 5.7.x (デフォルトは 5.7.0)
- バージョン 5.9.x (デフォルトは 5.9.0)
- バージョン 5.11.x (デフォルトは 5.11.0)
- バージョン 5.13.x (デフォルトは 5.13.0)
Hortonworks Data Platform
- MapR 5.2
これらのプラグインに基づいて Hadoop イメージを作成するには、まず Red Hat Enterprise Linux 7 イメージをダウンロードする必要があります。以下のリンクから取得できます(Red Hat サブスクリプションが必要です)。
https://access.redhat.com/downloads/content/69/ver=/rhel---7/7.5/x86_64/product-software
イメージを準備する前に、システムが Red Hat サブスクリプション情報を使用するように設定して、システムが Hadoop イメージの作成に必要なツールをダウンロードできるようにします。これを行うには、(root で)端末から以下のコマンドを入力します。
# export REG_USER=USERNAME # export REG_PASSWORD=PASSWORD # export REG_POOL_ID=POOLID
詳細は以下のようになります。
- USERNAME および PASSWORD は、Red Hat サブスクリプションの認証情報です。
- POOLID は Red Hat サブスクリプションのプール ID です。サブスクリプションのプール ID を確認するには、以下のコマンドを入力します。
# subscription-manager list --available
このコマンドは、Pool ID の値など、サブスクリプションに関する重要な情報を表示します。Pool ID には Red Hat OpenStack Platform チャンネルが含まれている必要があります。
Red Hat サブスクリプション の手動設定の詳細は、「Subscription Manager の使用および 設定」を参照してください。
システムに openstack-sahara-image-pack パッケージをインストールします。
# dnf install openstack-sahara-image-pack -y
Red Hat サブスクリプションを使用するように Red Hat Enterprise Linux 7 イメージを設定します。イメージを以下のチャンネルに登録する必要があります。
- rhel-7-server-rpms
- rhel-7-server-optional-rpms
これには以下のコマンドを実行します。
# dnf install libguestfs-tools -y
以下のコマンドは root 以外のユーザーで実行する必要があります。
$ virt-customize -a IMAGE \ --sm-register \ --sm-credentials USERNAME:password:_PASSWORD_ \ --sm-attach pool:_POOLID_ \ --run-command 'subscription-manager repos --disable=* --enable rhel-7-server-rpms --enable rhel-7-server-optional-rpms'
詳細は以下のようになります。
- IMAGE は Red Hat Enterprise Linux 7 イメージの名前です。
- USERNAME および PASSWORD は、Red Hat サブスクリプションの認証情報です。
- POOLID は Red Hat サブスクリプションのプール ID です。このプールには、基本的な Red Hat Enterprise Linux チャンネルのみを含める必要があります。
カスタマイズプロセスを開始するには、Red Hat Enterprise Linux イメージと同じディレクトリーから以下のコマンドを実行します。
$ sahara-image-pack --image IMAGE PLUGIN VERSION
PLUGIN は native イメージが使用するプラグインに置き換えます。
以下の値は PLUGIN および VERSION に使用できます。
CDH ( Cloudera用)
- 5.7.0 ( バージョン 5.7.xの場合)、5.9.0( バージョン 5.9.xの場合)、または 5.11. 0 ( バージョン 5.11.xの場合)をバージョン番号として指定します。バージョン 5. 13.xの場合は 5.13.0 を指定します。
ambari (Hortonworks Data Platform)
mapr (MapR)
- 5.2 .0 (MapR 5.2)をバージョン番号として指定します。
openstack-sahara-image-pack コマンドは、プラグインで必要なソフトウェアを追加して、指定されたベースイメージを変更します。
サブスクリプションを削除し、SELinux コンテキストを修正して、イメージの最終処理を行います。以下のコマンドを実行します。
$ virt-customize -a IMAGE --sm-unregister --selinux-relabel