3.3.3. 既知の問題
現時点における Red Hat OpenStack Platform の既知の問題は以下のとおりです。
- BZ#1749443
- nova_wait_for_compute_service スクリプトは Nova API にクエリーを行うことができないため、Compute サービス(nova)のデプロイに失敗する場合があります。アンダークラウド外でリモートコンテナーイメージレジストリーを使用している場合には、Nova API サービスは時間内にデプロイを完了しない可能性があります。
回避策としては、デプロイメントコマンドを再度実行するか、アンダークラウド上のローカルコンテナーイメージレジストリーを使用します。
- BZ#1764025
- OVN ロードバランサーは、メンバーからデータを取得している間に新規接続を作成しないという既知の問題があります。代わりに、ロードバランサーは宛先アドレスおよび宛先ポートを変更し、要求パケットをメンバーに送信します。したがって、IPv4 ロードバランサーアドレスを使用する場合に IPv6 メンバーを定義できず、IPv5 ロードバランサーアドレスを使用する場合は IPv4 メンバーを定義することはできません。
現在、この問題に対する回避策はありません。