3.3. Red Hat OpenStack Platform 15 メンテナンスリリース(2020 年 3 月 4 日)
本リリースノートには主に、今回リリースされた Red Hat OpenStack Platform のデプロイメント時に考慮すべきテクノロジープレビューの項目、推奨事項、既知の問題、非推奨になった機能について記載します。
3.3.1. 機能拡張
Red Hat OpenStack Platform の今回のリリースでは、以下の機能拡張が提供されています。
- BZ#1618894
- 今回の更新により、Red Hat OpenStack director は Red Hat Ceph Storage 4 をデプロイします。
- BZ#1696658
- 今回の更新により、ほとんどの neutron ネットワークに NUMA アフィニティーを設定できるようになりました。これは、vSwitch への外部接続を提供する NIC と同じホスト NUMA ノードにインスタンスが配置されるようにするのに役立ちます。この機能は、「flat」または「vlan」の「provider:network_type」および「provider:physical_network」(L2 ネットワーク)を使用するネットワークや、「vxlan」、「gre」、または「geneve」(L3 ネットワーク)の「provider:network_type」を使用するネットワークで利用できます。
- BZ#1751809
-
今回の更新により、
ContainerImageRegistryCredentials
パラメーターで指定した認証情報は、レジストリー名がceph_namespace
パラメーターのレジストリー名と一致する場合には、自動的に ceph-ansible に渡されます。 - BZ#1783354
- 今回の更新により、インスタンスレベルで PCI NUMA アフィニティーを設定できるようになりました。この機能は、SR-IOV ベースのネットワークインターフェースを持つインスタンスに NUMA アフィニティーを設定する際に必要です。以前のリリースでは、NUMA アフィニティーは PCI パススルーデバイスについてホストレベルでのみ設定できました。