2.3. Compute
本項では、Compute サービスの最も重要な新機能について説明します。
- vSwitch による NUMA の考慮(完全サポート)
- OpenStack Compute では、コンピュートインスタンスの起動時に物理 NIC の NUMA ノードの場所が考慮されるようになりました。これにより、DPDK 対応のインターフェースを管理する際のレイテンシーを低減し、パフォーマンスを向上させることができます。
- コンピュートノードの再起動後に仮想マシンのステータスを制御するパラメーター
コンピュートノードを再起動した後に、仮想マシンの以前の状態を再開するかどうかを判断するために、以下のパラメーターを使用できるようになりました。
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NovaResumeGuestsStateOnHostBoot
(True/False) -
NovaResumeGuestsShutdownTimeout
(default 300s)
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- Placement サービスの特性を使用したホストのスケジューリング
- コンピュートノードは、そのコンピュートノードに対応するリソースプロバイダーに対する特性として、ホストがサポートする CPU 命令セット拡張機能を報告するようになりました。インスタンスは、イメージメタデータまたはフレーバーの追加スペックを使用して、これらの中から必要な特性を指定することができます。この機能は、Libvirt QEMU(x86)、Libvirt KVM(x86)、または Libvirt KVM(ppc64)仮想化ドライバーを使用するデプロイメントで利用できます。詳しくは、『インスタンス&イメージガイド』の「 Placement サービストレイトの設定」を 参照してください。