付録A コンポーザブルサービスのパラメーター


以下のパラメーターは、すべてのコンポーザブルサービスの出力に使用されます。

以下のパラメーターは、特にコンテナー化されたコンポーザブルサービスの出力に使用されます。

A.1. すべてのコンポーザブルサービス

以下のパラメーターは、すべてのコンポーザブルサービスに適用されます。

service_name

サービスの名前。このパラメーターを使用して、service_config_settings により、他のコンポーザブルサービスからの設定を適用することができます。

config_settings

作成するサービス用のカスタム hieradata 設定。

service_config_settings

別のサービス用のカスタム hieradata 設定。たとえば、作成するサービスには、OpenStack Identity (keystone) に登録済みのエンドポイントが必要な場合があります。この設定により、1 つのサービスから別のサービスにパラメーターが提供され、サービスが異なるロール上にある場合でも、複数のサービスにまたがった設定が可能になります。

global_config_settings

全ロールに配布されるカスタムの hieradata 設定。

step_config

サービスを設定するための Puppet スニペット。このスニペットは、サービス設定プロセスの各ステップで作成/実行される、統合されたマニフェストに追加されます。ステップは以下のとおりです。

  • ステップ 1: ロードバランサーの設定
  • ステップ 2: 高可用性および一般のコアサービス (データベース、RabbitMQ、NTP) の設定
  • ステップ 3: OpenStack Platform サービスの初期設定 (ストレージ、リングの構築)
  • ステップ 4: 一般的な OpenStack Platform サービス
  • ステップ 5: サービスのアクティブ化 (Pacemaker) および OpenStack Identity (keystone) のロールとユーザーの作成

参照される Puppet マニフェストでは、step hieradata を使用して (hiera('step') を使用)、デプロイメントプロセスの特定のステップに特定のアクションを定義することができます。

upgrade_tasks

サービスのアップグレードを容易にする Ansible スニペット。スニペットは統合された Playbook に追加されます。それぞれの操作では、以下に示すタグを使用して step を定義します。

  • common: すべてのステップに適用される
  • step0: 検証
  • step1: すべての OpenStack サービスを停止する
  • step2: Pacemaker が制御するすべてのサービスを停止する
  • step3: パッケージを更新し、新規パッケージをインストールする
  • step4: データベースのアップグレードに必要な OpenStack サービスを起動する
  • step5: データベースをアップグレードする

upgrade_batch_tasks

upgrade_tasks に類似した機能を持ちますが、リストの順番どおりに Ansible タスクのバッチセットを実施するのみ。デフォルトは 1 ですが、roles_data.yaml ファイルの upgrade_batch_size パラメーターを使用して、ロールごとにこの設定を変更することができます。

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