5.5. Bare Metal Provisioning サービスの通知の設定
Bare Metal Provisioning サービス (ironic) を設定して、サービス内で発生するさまざまなイベントの通知を表示することができます。外部サービスは、請求目的、データストアの監視、およびその他の目的でこれらの通知を使用することができます。Bare Metal Provisioning サービスの通知を有効にするには、ironic.conf
設定ファイルで以下のオプションを設定する必要があります。
前提条件
- Bare Metal Provisioning サービスが含まれるオーバークラウドのデプロイメントが正常に完了していること。詳細は、Bare Metal Provisioning サービスを有効にしたオーバークラウドのデプロイ を参照してください。
手順
-
[DEFAULT]
セクションのnotification_level
オプションは、通知送信の最小の優先度を決定します。このオプションの値は、debug
、info
、warning
、error
、critical
のいずれかに設定することができます。オプションがwarning
に設定されると、優先度がwarning
、error
、またはcritical
のいずれかである通知はすべて送信されますが、優先度がdebug
またはinfo
の通知は送信させません。このオプションが設定されていない場合には、通知は一切送信されません。利用可能な各通知の優先度は、以下に記載しています。 -
[oslo_messaging_notifications]
セクションのtransport_url
のオプションは、通知の送信に使用されるメッセージバスを決定します。このオプションが設定されていない場合には、RPC に使われるデフォルトのトランスポートが使用されます。
通知はすべて、メッセージバス内の ironic_versioned_notifications
トピックで発行されます。通常は、メッセージバスを通過する各種別のメッセージは、メッセージの内容を説明しているトピックに関連付けられます。